Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天逃げ切る! 岩隈は本拠地で今季初勝利

4回ピンチを切り抜けた岩隈久志(右)

 東北楽天は先発の岩隈久志の好投で西武に連勝。同カード11勝13敗で終えました!
岩隈は直球と変化球に切れがあり、9回2死まで無失点に抑えたが、西武・和田一浩にソロ本塁打を浴びるなど4連打で2失点。移籍後初の完封・完投勝利を目前に無念の降板となった。岩隈は5勝目、後続の小山信一郎は15セーブ目をそれぞれ挙げた。打線は、礒部公一の5号ソロ本塁打などで小刻みに点を加え、6,7回には2死走者なしから1点ずつ加点し西武を突き放した。


楽天−西武最終戦(西武13勝11敗、13時1分、フルキャストスタジアム宮城、21,106人)
西武:000 000 002 2
楽天:010 101 10× 4
▽勝:岩隈(15試合5勝4敗)
▽S:小山(27試合3勝1敗15S)
▽敗:西口(24試合9勝10敗)
本塁打:礒部5号、和田16号


 9回、あと1人というところで完封・完投を逃したエース・岩隈。
それでも、実に2年ぶりとなる本拠地で手にした白星の味は格別だったようだ。
 エースらしい粘りを見せたのが、自分のミスを自らの手で摘み取った4回。無死から2四球でピンチを招く。ここで和田をセンターフライ、ジェフリー・リーファーをレフトフライに打ち取り、最後は中島裕之をフォークで空振り三振に仕留めてピンチを脱した。ヒーローインタビューでは「完封を意識しちゃいました」と舌を出したものの「次、頑張ります」とファンに力強く誓った。野村克也監督は「野球は難しい。完投も完封も難しい。あと1人が取れないもんだね。ただ、不安とかは伝わってこなかった。安心して見てた。制球のばらつきはあったが、ストレートが走って変化球も生きた」と分析した。
 本拠地・フルスタ宮城での勝利にこだわっていた岩隈。最後に勝ったのは、東北楽天が新規参入した2005年8月24日の対オリックス戦。このとき既に右肩に違和感が出ていたという。右肩痛で2軍暮らしを余儀なくされた翌年。5月30日にフルスタ宮城で行われたイースタン・リーグの試合で、復活への一歩を踏み出した。1イニングを投げただけだったのに、試合後スタンドのファンから「岩隈コール」が起こった。この試合も、9回のあと1人という場面で岩隈コールが自然と起こった。
 5勝目を挙げて4位西武とのゲーム差を1に縮めた楽天
頼もしいエースが今後のチームをまた一歩前へと推し進めてくれることだろう。