楽天4位が確定！ 田中は完投で11勝目

　東北楽天は投打がかみ合い快勝！ 対日本ハム戦を9勝15敗で終えました。
先発の田中将大は変化球が切れ、13奪三振の力投。1失点完投で11勝目を挙げた。打線は、3回1死一、二塁からホセ・フェルナンデスのタイムリーツーベースで2点を先制。7回には1死一、二塁で枡田慎太郎の2点タイムリーなどで日本ハムを突き放した。

●楽天−日本ハム最終戦（日本ハム15勝9敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、20,806人）
日本ハム：０００ ０１０ ０００　１
東北楽天：００２ ０００ ３０×　５
▽勝：田中（28試合11勝７敗）
▽敗：グリン（24試合９勝８敗）

　1年目にして、プロで生き抜くための大切なものを、強烈に印象付けた。
日本ハムに2連敗した後の完投勝ち。前回（先月26日）の登板では、9回1死まで完封ペースで投げていながら、まさかの逆転負け。初登板（3月29日）のソフトバンク戦では2回途中KOされながら、その後は同じカードで5勝を挙げた。
今季3度目の完投勝利でルーキートップの11勝目を挙げ、新人王をぐっと手繰り寄せた。196奪三振は、日本ハム・ダルビッシュ有に次ぐ数字だ。チームでただ1人先発ローテーションを守り通し、1シーズン駆け抜けてきたわりには淡々と振り返った若き右腕。これからゆっくりと、充実感の波が押し寄せてくるに違いない。
　2年目はさらなる活躍が期待できるマー君。今後も目が離せない！