Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天投手陣、終盤崩れて逆転負け…

5回無失点に抑えた岩隈久志

 東北楽天は西武に痛恨の逆転サヨナラ負け。後半戦初戦を飾れず、借金は今季最多の11となった。
2点リードの9回、抑えの福盛和男が1点を失い、なお2死一、二塁で片岡易之にサヨナラ右前二塁打を許した。4-0の7回も小倉恒が1死満塁で中村剛也に同点満塁弾を浴びた。約2カ月ぶり復帰の先発岩隈久志は、5回を2安打無失点と上々の内容だった。


●西武−楽天14回戦(西武10勝4敗、18時1分、グッドウィルドーム、12,366人)
楽天:000 301 002 6
西武:000 000 403X 7
▽勝:グラマン(22試合4勝6敗6S)
▽敗:福盛(34試合4勝2敗17S)
本塁打:礒部3号、鉄平8号、中村5号、渡辺直1号


 「勝つと思うな、思えば負けよ」という歌があったが、それを思い出させる9回サヨナラ負けだった。エース岩隈の復帰試合。楽天は後半戦を好発進し、借金返済の第一歩にしたかっただけに、本当に痛い敗戦だった。
岩隈の好投に始まり、打線も援護して、明らかに勝ちムードが漂っていた。ところが救援陣がぴりっとせず、紀藤真琴投手コーチは「楽に勝てる試合を落とした」とうなだれた様子だった。7回に小倉が満塁で被弾し、4点リードを追いつかれると、渡辺直人のプロ初本塁打で2点リードした直後の9回、抑えの福盛がまさかの3失点…。
片岡のサヨナラ右前打は、礒部公一が一度飛球に追いつきながら体勢を崩して落とす不運もあり、野村克也監督も「渡辺直のラッキーパンチもあってこういう試合は勝たなきゃいけないんだけど。勝とうと思って逃げ切れないのはつらい」と暗かった。
小倉と福盛は勝負どころを知るベテランらしさを出し切れなかった。満塁被弾の場面、小倉はカウント2-1から中村に、高めに浮いた外角速球を打たれた。福盛も9回2死一塁から中村に四球を許し、福地寿樹と片岡には落ちきらないフォークを痛打された。2人は試合後、報道陣も声を掛けられない落ち込みよう。
 借金は今季最多の11に膨らみ、最下位オリックスともう1ゲーム差。紀藤投手コーチが「打たれたら情けないと思わなきゃ。自覚を持ってやってもらわないと」と言うまでもなく踏ん張るしかない。