Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

終盤の勝ち越し劇! 楽天、鮮やかな勝利

8回2失点と好投した岩隈久志

 東北楽天は投打がかみ合い、日本ハムに競り勝った。先発岩隈久志は今季3勝目。
2-2の8回、2番手武田久を攻め、鉄平の安打と山崎武司の四球で1死一、二塁とし、リック・ショートの右中間二塁打で2点を勝ち越し。さらに満塁から嶋のバントヒットで5点目を加えた。岩隈は立ち上がりから速球、変化球ともに切れ8回2失点の好投を見せた。


日本ハム楽天14回戦(日本ハム8勝6敗、18時2分、札幌ドーム、28,566人)
東北楽天:000 101 030 5
日本ハム:000 020 000 2
▽勝:岩隈(8試合3勝2敗)
▽S:小山(8試合5S)
▽敗:武田久(45試合4勝4敗2S)
本塁打:鉄平10号


 楽天ファンはほっとしたことだろう。「こういう接戦の展開は粘り強く―ということは分かっていた。味方の逆転を信じて投げた」と岩隈。8回を8安打2失点。背番号「21」がマウンドで躍動した。
1-0の5回。無死一塁から小谷野栄一に投じた11球目、嶋基宏のサインに首を振って投じた147キロの速球を右中間二塁打され同点。さらに1点を失い1死二塁のピンチを招いたが、後続を2者三振に切って取った。エースの意地がベンチを奮い立たせ、6回に山崎武の適時打で同点に追いついた。7回、先頭に四球を与えたが、次打者金子誠の投前バントを素早くさばいて二塁で刺殺。「フィールディングを含め、すべてできるのがエース。ベンチに安心感を与えてくれる」と紀藤真琴投手コーチもべたぼめだ。我慢の投球で8回の勝ち越しを呼び込んだ。
けがに悩む今季、7回1/3を投げたのが最高。「早くチームの戦力になりたい」と先月24日の1軍登録の際に力を込めていたが、最多の133球を投じ、速球は最速148キロをマーク。変化球も切れた。「今日の投球は自信になる」と自然に笑顔が浮かぶ。
 北海道といえば、若きエース田中将大駒大苫小牧楽天)が連想されるが、岩隈は実は札幌ドームで5勝負けなしと相性がいい。そんな「北の大地」で真のエースが復活を告げた。鮮やかに、そして強烈にアピールした。