朝井が2失点の好投! 先発として初勝利
今季初めて先発での勝利を飾った朝井。「いけるところまで、という気持ちで投げた。勝てたのでうれしい」と笑顔を見せた。
「立ち上がりはふらふらだった」と振り返った通り、横浜先頭の仁志敏久をいきなり四球で歩かせると、1死二塁から佐伯貴弘に高めに浮いたカーブを打たれ、先制を許した。それでも、打線の援護で逆転してもらうと、その後は尻上がりに調子を上げ、「序盤を最少失点でしのげたことが大きかった」と振り返った。
ノーワインドアップから、140キロ台の速球に大きなカーブ、スライダーなどの変化球を交え、横浜打線を抑えた。5回には暴投も絡み、1死二、三塁とされたが、後続を断ちガッツポーズも出た。
2005年8月以来となる完投勝利目前の9回1死から四球を出し降板。「あそこまでいったので…」と一人で投げきれなかった悔しさものぞかせたが、「1点差のプレッシャーの中でよく投げた」と紀藤真琴投手コーチはたたえた。投手陣のやりくりが苦しい中、先発としての評価を高めた大きな白星だった。