Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天が怒涛の逆転劇! マー君は6勝目

6回に勝ち越し打を放った吉岡雄二

 東北楽天は6回、1四球を挟む7連打の猛攻でソフトバンクを逆転。連敗を3で止めた。
2点ビハインドの6回、ソフトバンク先発の新垣渚を攻め、山崎武司リック・ショートの連打で1死一、二塁とし、草野大輔の右中間二塁打でまず1点。暴投で追いつき、吉岡雄二の右前打で勝ち越した。なお四球の後、3連打で計7得点。先発田中将大は7回1死で負傷降板したが、3失点にまとめ6勝目。終盤の反撃を福盛和男が締めた。


楽天ソフトバンク10回戦(5勝5敗、岩手県営野球場、18時、10,090人)
ソフトバンク:021 000 012 6
 東北楽天:010 007 00× 8
▽勝:田中(15試合6勝3敗)
▽S:福盛(28試合3勝1敗15S)
▽敗:新垣(14試合6勝6敗)
本塁打:多村10号


 5回、ベンチ前で楽天ナインが円陣を組んだ。「新垣のスピードに負けずに、食い付いていこう」。池山隆寛打撃コーチの威勢のいい声が響く。そして6回、150キロ前後の速球で2安打に抑えられていた右腕を一気にとらえた。1死から山崎武、リックがいずれも直球を打ち一、二塁。草野がカウント2-2と追い込まれながらも直球を振り抜き、1点差に詰め寄る。
 新垣攻略を仕上げたのは、35歳のベテラン吉岡だった。暴投による同点で迎えた1死三塁で、カウントは0-3。ベンチからは「打て」のサイン。プレッシャーがかかる場面だが、心は落ち着いていた。「打つ場面だと思っていた。まっすぐが来たらいこうと思っていた」。外角低めの直球にバットが素直に出る。右前への見事な勝ち越し打。打線は2番手以降の投手も攻め立て、1四球を挟んだ7連打で計7点を奪った。吉岡はこの日、1軍に今季初昇格。2軍で好調だったものの、なかなか声が掛からなかった。「精神的につらい部分もあった」と打ち明けたが、「ベテランに3連敗中の沈滞ムードを振り払ってもらいたい」とのベンチの期待に応えた。
吉岡、関川浩一らベテランが合流して一気の逆転勝利。「勢いを明日につなげたい」との池山打撃コーチの言葉が、ナインの今の気持ちを言い表している。