Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、中継ぎ好投も打線続かず…

2回途中4失点と苦しんだ青山浩二

 東北楽天は、先発青山浩二が序盤に1発攻勢を浴びて2回途中で降板。序盤に主導権を握られ1-4で敗れた。
青山は初回に四球と犠打で1死二塁とされ、巨人・小笠原道大中越本塁打を喫した。2回にも、デーモン・ホリンズに2ランを打たれた。2番手有銘兼久が7回2/3を無失点に抑える好投を見せたが、巨人先発の内海哲也の前に打線の反撃は1点にとどまった。


交流戦
楽天−巨人1回戦(巨人1勝、13時、フルキャストスタジアム宮城、20,943人)
巨人:220 000 000 4
楽天:000 000 100 1
▽勝:内海(9試合6勝2敗)
▽S:上原(9試合0勝5S)
▽敗:青山(10試合3勝6敗)
本塁打:小笠原10号、ホリンズ4号


 瞬間風速10メートル以上の強風が吹き荒れたフルスタ宮城は、序盤の攻防で勝負が決まった。雨で中止になった前日から、スライド登板した楽天の先発青山は、巨人の一発攻勢に沈み、野村克也監督は「たった2発でやられた。風が頭に入っていたのか?」と苦々しげに振り返った。
 青山は初回、先頭打者高橋由伸にリズムを狂わされた。カウント2-0と追い込みながら、ファウルなどで8球粘られて歩かせる。谷佳知が送り、小笠原に浮いたスライダーを中越えに運ばれた。2回は1死一塁で、ホリンズにまん中高めに入ったシュートを痛打される。高く舞い上がった打球は左翼方向への強風に乗りスタンドへ。青山は「言葉が浮かびません。次、頑張ります」と意気消沈だった。
 楽天にも、風を味方にするチャンスはあった。初回、渡辺直人山崎武司の安打などで2死満塁とし、打者はホセ・フェルナンデス。だが、巨人先発の内海は風を計算に入れていたようだった。風向きから、右の強打者の内角は危険が大きい。外角を丹念に突き右飛に打ち取った。もともと先発の予定だった有銘が2回途中から登板し好投。結果的に巨人を上回る7安打を放ったが、序盤の失点が重くのしかかり、野村監督も「あの点差では手の打ちようがない」と語った。
 現役時代から宿敵としてきた巨人との初戦を落とし、がっくりの指揮官だった。