Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天を支えたベテランが最後の本拠地戦

 ホーム最終戦関川浩一吉田豊彦の2選手の引退試合となった。関川は「1番・センター」で先発しフル出場、吉田は9回にリリーフ登板。新球団の草創期を支えた2人のベテランがグラウンドを去った。
関川は、17年間の野球人生で最後まで自分の流儀を貫いた。
阪神、中日を経て楽天へ。新球団でのデビューは記念すべき開幕試合。あのときもロッテ戦で1打席目だった。第1打席に入った関川は、ピッチャーゴロに抑えられる迷わず頭から滑り込んだ。判定はアウトながら笑顔を見せた。7回の最終打席は、涙をぬぐうために打席を何度も外した。結果はファーストゴロで、ここでもヘッドスライディングを見せた。
吉田の出番は最終回に訪れた。通算619試合目の登板は、楽天に入団してから107試合目だった。今江敏晃を三振に仕留め、マウンドを降りると涙があふれた。20年間、南海(現ソフトバンク)を振り出しに5球団を渡り歩いた。試合後の引退セレモニーでは「まだまだ投げたい」と胸の内を明かした。41歳の"鉄腕"は現役生活に別れを告げ、数日後には楽天2軍投手コーチとして始動する。