Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、交流戦最終日を白星で飾る!

巨人打線を4失点に抑えた田中将大

 東北楽天は打線がつながり、今季巨人に初勝利。交流戦を通算11勝12敗1分けで終えた。
2回に山崎武司の四球とホセ・フェルナンデス、鉄平の連打で1死満塁とし、嶋基宏渡辺直人の連打で3点を先取。5回には長短3安打で2点。その後も鉄平の2ランホームランなどで着実に加点した。先発田中将大は、高橋由伸本塁打2本を浴びたが、ピンチで要所を締め、7回4失点で5勝目を挙げた。


楽天−巨人最終戦(巨人3勝1敗、フルキャストスタジアム宮城、18時1分、20,888人)
巨人:002 001 102 6
楽天:030 022 21× 10
▽勝:田中(14試合5勝3敗)
▽敗:木佐貫(12試合6勝3敗)
本塁打:高橋由16号・17号、鉄平4号


 楽天の大物ルーキーが、今度は球界の盟主に土を付けた。「交流戦の最後を勝ちで締められてよかった」と喜ぶ半面、「完ぺきな内容ではなかったけど」。田中は"もろ手を挙げて"という心境に至らなかったらしい。
巨人打線に真っ向勝負を挑んだ。高橋由に2発を浴びはしたが、2ランとソロ。捕手の嶋は「走者をためたホームランを防げたのはよかった」と言う。4失点のうち3点は本塁打。6回1死満塁のピンチは内野ゴロによる1点でしのいだ。この場面で自己最速の152キロ。変化球もさえて傷口を最小限にくい止めた。
「満塁になると気持ちがぐっと入る。本当はピンチをつくらないのが一番なんですが」と田中。それでも、鬼の形相でマウンドに仁王立ちし、窮地を脱していく光景がさまになるから面白い。
 野村克也監督は、本来は永井怜だった先発の順番を変えて田中を指名した。「最後の巨人戦。マー君がどれぐらいのものか評価するのにいい相手」。結果は「あれぐらいでは食い足りないかな」。7回111球で交代させたが、それは次の登板を見据えた判断。"エース"への信頼の証しでもある。
 オールスター戦出場へ自らに課した5勝のノルマを達成した。「巨人に勝ったのは自信になる」。若き右腕がまた一回りたくましくなった。リーグ戦に戻り、巻き返しを図るチームにとっても大きい。