Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、仙台育英の佐藤由獲得「譲れない」

 今秋のプロ野球高校生ドラフト会議で、楽天が甲子園で豪腕ぶりを発揮している仙台育英高の右腕、佐藤由規投手の獲得に強い意欲を見せている。
9日、甲子園で行われた全国高校野球選手権大会1回戦の智辯和歌山(和歌山)戦。楽天山下大輔編成本部長が視察に訪れ、「最終決定はしていないが、現時点で有力な1巡目候補。真っすぐの速さ、スライダーなども含め、かなり高いレベルの実戦的な力がある。地元での人気も考慮すると来てもらいたい存在」と評価した。テレビで観戦した野村克也監督も「あの若さで、150キロを超える速球をあれだけ投げられるのだから、大したもんだと言うしかないよ」と能力の高さに感心した様子だ。
 現在、球団には宮城県出身の選手はおらず、昨季は岸孝之投手(東北学院大−西武)獲得に失敗しており、地元出身のスター候補生、佐藤由を他球団に譲るわけにはいかない。
速球と鋭いスライダーを武器にする佐藤由は、9日の試合で甲子園最速タイの154キロをマークするなど、将来性十分。昨夏の宮城大会決勝では、引き分けとなった延長15回と翌日の再試合、合わせて24回を完投するなどスタミナも魅力だ。ドラフトで、佐藤由はトップクラスの評価を受けている。智弁和歌山戦の奪17三振を他の11球団スカウトも目にしており、さらに評価を上げたことは間違いない。
 今後球団は今月下旬の編成会議などを経て、10月3日の高校生ドラフトに向けて戦略を詰める。昨年、一昨年に続き、複数球団の指名重複による抽選の可能性もあるが、山下本部長は「佐藤由は田中将大投手に近い評価はできる。他球団の動向も探りながら、最終判断することになる」と話している。