陽はまた昇る、東北は負けない。
気がつけばもう6月に入っていよいよ夏の訪れが実感できる季節になりましたねー♪
今日も秋田県内は朝からすっきりとした青空が広がって気温もぐんぐんあがりました。
近頃は日中30℃を超える真夏日となる日も多くなり、夏らしさを感じることも多くなりました
ただ、朝晩はまだ肌寒さが残るときもあるようなので服装の調節などには十分注意しましょう。
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さてさて、東日本大震災からの復興を願い、東北各県の6つの夏祭りが一堂に集結した「東北六魂祭」。
http://www.rokkon.jp/
今年は秋田市を会場に5月30日・31日の2日間の日程で行われ、当初の見込みよりも約3万人多い約26万人が訪れました!
初日の30日、祭りの初陣を飾ったのは航空自衛隊の飛行隊「ブルーインパルス」です!
残念ながら自分は仕事中であったため、遠目から飛行している様子しか見れませんでした…(泣)
宮城県東松島市の松島基地を飛び立ったブルーインパルス6機は午後3時すぎに秋田市上空に登場。
一斉に旋回した後、スモークで円を描いて花びらに見立てた「さくら」や青空にハート形を作る「ビッグハート」などの演技を披露。
5機が放射状にスモークを広げる「サンライズ」で約15分間のショーを締めくくり、訪れた観光客を魅了しました。
そして、メインイベントでもある「パレード」には今年も多くの観光客が詰めかけました!
踊り手や囃子方など総勢約1,350人が、秋田県庁や秋田市役所のある山王大通りの約1.2キロを練り歩き、東北の復興を力強くアピールしました。
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皆さんが楽しんでいる時間帯に一番忙しいという仕事柄、『祭りを見るのは無理かなー』と半ば諦めてました。
ただ、2日目のパレードにぎりぎり間に合いそうな感じだったので、翌日の勤務終了後急ぎ足で会場へ向かうことに…。
到着した時には既にパレードが始まっていましたが、結構端にある観覧エリアだったせいか最前列で見ることができました♪
パレードの先陣を切って登場したのは盛岡市の「さんさ踊り」。
http://www.sansaodori.jp/
毎年8月1日から4日にかけて開催され、東北各地で行われる夏祭りで最も早く開催される祭りとして知られています。
太鼓、笛、踊りの3パートから構成され、踊り手は「サッコラチョイワヤッセ」の掛け声とともに練り歩きます。
続いての登場は山形市の「花笠まつり」。
http://www.hanagasa.jp/
花笠まつりは8月上旬に山形県内各地で開催されますが、全国的には山形市で開催されるお祭りが知られています。
スゲで編んだ笠に紅花をあしらった花飾りをつけた『花笠』を手に、「ヤッショ、マカショ」の掛け声とともに練り歩きます。
続いての登場は仙台市の「七夕まつり」。
http://www.sendaitanabata.com/
踊り手の皆さんを後ろに控えて登場したのは…、なんと"独眼竜"の伊達政宗公!?
実は、宮城県をPRするために結成された「奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊」の皆さんでした(笑)
http://www.datebusyou.jp/
なお、パレードには毎年5月に開催される仙台青葉まつりで見られる「すずめ踊り」が披露されました。
中腰にやや前かがみの姿勢で、両手の扇子を8の字の形を描くように振りながら、足を交差させる独特なステップが特徴的です。
ちなみに、仙台七夕でお目にかかれる色鮮やかな七夕飾りは、会場周辺や中心市街地など数か所に飾られていました♪
続いての登場は福島市の「わらじまつり」。
http://www.fmcnet.co.jp/waraji/
長旅へ出かける人々の健脚や道中の安全などを祈って、福島市のシンボル「信夫山」の羽黒神社に奉納されたのが始まりとされています。
毎年8月初旬に開催され、長さ12m、重さ2tの大わらじを引いてタイムを競う「わらじ競走」やヒップホップ調の「ダンシングそーだナイト」が目玉です。
そしてパレードの締め括りは青森市の「ねぶたまつり」。
http://www.nebuta.or.jp/
毎年8月2〜7日に開催され、例年約300万人近くの観光客が訪れる【東北の夏祭りの代表格】ともいえる一大行事です。
武者等をモチーフにした大型の山車を取り囲むように、ハネトと呼ばれる踊り手が「ラッセラー」「ヤーヤドー」などの掛け声とともに練り歩く姿は圧巻です!
ちなみに、ハネトの衣装は青森県内のデパートなどに行けば一式揃うほかレンタルもあるとのこと。皆さんも自由に参加できる訳ですよー(笑)
すべての祭りのパレードが終わったところで、今回の開催地である秋田市の「竿燈」が披露されました!
http://www.kantou.gr.jp/
前日は六魂祭としては初めてとなる提灯に明かりをともしての演技が見られましたが、明るい時間帯に見る竿燈もなかなか新鮮ですねー♪
2日目は時折風が強く吹き付けることもあって倒れてしまう竿燈が続出しましたが、必死に竿燈をあげる差し手の皆さんには会場から温かい声援が送られていました。
往路のパレードが終了すると、参加したすべての団体がもと来た道を一斉に練り歩きます!
各地の祭り風景が凝縮したかのような一枚。こんな光景が見られるのも六魂祭ならではですねー(^^)
ほんのひとときながら東北の熱い思いを感じることができた観客からは惜しみない拍手と声援が送られていました♪
『心はひとつ、さらに前へ。』の合言葉を胸に刻み、一日も早い復興に向けての誓いを新たにしました。
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パレード以外にも会場周辺ではさまざまなイベントが催されました!
東北地方の食や物産品を紹介するブースや、参加した6祭りのPRブースなどが出展して多くの観光客で賑わっていました。
メイン広場でのステージでは、秋田県内の郷土芸能や、東北ゆかりのグループのライブなどが披露されていました。
来年の六魂祭は青森市での開催となります。
2011年の仙台市を皮切りに東北各県が持ち回りで毎年開催した六魂祭もいよいよ集大成を迎えます!
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…ということで、夜勤明けの疲れも吹き飛ばしてしまうぐらいの熱気を間近で感じられてよかったです(*´∀`)ノ
六魂祭でのパレードは【夏祭りの見本市】みたいな感じにも見て取れるような気がしますよねー!
これをきっかけに『あの祭りを本場で見たい!』と思った方も多いのではないでしょうか?
自分も休みが合えば、一つといわずに二つ、三つと夏祭りをはしごしてみたいものです(笑)