Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

焦らない、でも諦めない。

忘れない。
忘れてはいけない。
街に笑顔が溢れるその日まで…。
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。

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1万5,884人が死亡、2,633人が行方不明となった東日本大震災の発生から今日で3年です。
被災地をはじめ、日本各地で発生時刻に黙とうがささげられるなど震災の犠牲者を悼みました。


道路や鉄道、学校や病院といったインフラ整備、がれきの処理などはこの3年間でかなり進みました。
しかし、3年が経った今もなお、約26万人の方々が避難生活を余儀なくされています。
各地で高台への移転に向けた工事に遅れが出るなど、肝心な住まいに関わる事業が進まないのが現状です。


また、住民の生命や財産を守るはずの「防潮堤」の整備にも、ここにきて待ったをかける事態も…。
海が見えず避難が遅れる恐れや景観を損ねることが考えられるとして見直しを求める声も高まりつつあります。


『復興を"実感"できる一年に…』
昨日の会見でこう述べた安倍首相。
復興事業に対して各地で議論が広がりつつある今、政府と地元自治体の連携を再確認する必要がありそうです。

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丸3年を迎える前日の10日に、再び被災地を巡ってみることにしました。


10日朝、仙台市内の宿を車で出発して向かった先は宮城県南三陸町

今も犠牲者の冥福を祈る人々が絶えず訪れる「防災対策庁舎」。
町の方針で今年度末に解体される予定だった庁舎も、国と県が保存の方針を示したため結論は先延ばしとなっています。


2012年からほぼ1年おきにこの場所を訪れていますが、ここだけはまるで時間が止まっているかのよう…。
周辺はがれきも無くなり復興に向けた工事が進められていますが、震災の記憶をいかにして残すかまだまだ議論が必要です。

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国道45号をさらに北上して気仙沼市へ。


市街地から少し南に位置する「岩井崎」を訪れました。

松林の広がる岬の先端に、岩に波が打ち寄せるたびに潮を吹き上げる「潮吹岩(しおふきいわ)」があることで有名です。


隣町の陸前高田市には「奇跡の一本松」があるように、この岩井崎にも"復興のシンボル"があります。
ほとんどが津波で流されてしまった松林。その中に一部が奇跡的に残った松の木があります。

その姿が龍の頭のような形をしていることから『龍の松』と呼ばれています。


岩井崎の近くにあった「お伊勢浜海水浴場」周辺を歩いてみました。
あの日このあたり一体を襲った津波は、岬の近くにあった集落を飲み込んでいきました…。

震災前は、白い砂浜が広がる風光明媚な場所だったそうですが、砂浜ごと無くなってしまいました。
周辺一帯では土地のかさ上げ工事などが行われ、何台ものダンプカーがひっきりなしに往来しています。

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津波と火災で甚大な被害の出た鹿折地区を2年ぶりに訪れてました。
前回訪れた際は、まだあちこちにがれきが山積みとなっていましたが、それも見当たらなくなりました。
地区の中心部を走る道路はかさ上げがなされたほか、宅地などがあった場所でもかさ上げ工事が進められています。

何より大きく変わったと感じるのは、長らく陸地に打ち上げられたままだった"あの大型船"が無くなっていたこと…。


鹿折地区に取り残されたように打ち上げられていた「第十八共徳丸」。

津波によって港から750メートルも離れた市街地まで運ばれたこの船を、市は当初『震災遺構』として保存する方針でした。
しかし、住民に行ったアンケートで『保存は必要ない』という回答が多数を占めたことで、昨年10月に解体されました。
震災を思い起こす存在は無くなったものの、それとともに鹿折を訪れる人もだいぶ減ってしまったそうです…。

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そんな鹿折地区を後にして、気仙沼港にある「復興屋台村 気仙沼横丁」へ。

飲食店や鮮魚店、お土産店などが軒を連ねる屋台村の中から、今回は「たすく」さんへお邪魔しました。
手打ちうどんが看板メニューのこちらでは、新鮮な海鮮丼や刺身、気仙沼ホルモンなど家庭的な料理を提供しています(^^)


お店の方がおすすめという「漁師の賄い丼」を頂いてみました♪

マグロやイクラをはじめ旬の魚介類がふんだんに盛られているのに、とてもリーズナブルな一品です(^^)
まだまだ復興は道半ばですが、美しい景観とおいしい食べ物を求めて被災地を訪れてみてはいかがですか?


◆本手打ちうどん たすく - 食べログ
http://tabelog.com/miyagi/A0404/A040401/4012045/

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そして、東北から"笑顔"を届けたい少女たちの熱いステージも堪能してきました〜(^^)


9日に仙台市長町のゼビオアリーナ仙台で開催された「ジモドルフェスタ2014」へ。

宮城の「dorothy little happy」、秋田の「pramo」、ジモドルの先駆け的存在「りんご娘」(青森)、
気仙沼の復興を願って結成された「SCK GIRLS」(宮城)、岩手美少女図鑑から誕生した「chairmans」(岩手)などなど…。
東北各県から地元のアイドル『ジモドル』9組が一堂に集結して、会場を大いに盛り上げました♪


pramoをメインで見に来たのですが、他のアイドルのパフォーマンスにも釘づけになることがしばしば…。
特に、会話の語尾に『○○ぼん♪』がお決まりな山形の「さくらんぼんBom」は異彩を放ってましたね〜w

楽曲も、まるで教育番組に使われていそうな雰囲気で、その魅力にとりつかれた"大きなお友達"があちらこちらに…(笑)
メンバーのほとんどが小学生とのことで、幼い女の子が大好きな"あの人"なら一発でハマりそうな気がしましたw


翌日気仙沼へ行くきっかけをくれたSCKに感謝〜m(_ _)m

しかし、りんご娘のメンバーが170cmオーバーのモデル顔負けな2人になってたのには驚きましたね〜(笑)

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さて、今週末には長らく秋田と首都圏を結んできた2つの"名車"が姿を消すこととなります。


まずは、秋田新幹線開業時から首都圏との大動脈として支えたE3系「こまち」。
いよいよ14日をもってその姿を秋田の地から消すこととなります…。

ちなみに『今回でE3系がすべて無くなる』と勘違いされている方が多くいらっしゃるようです。
厳密にいうと、盛岡〜秋田間の秋田新幹線区間での運転が終了するだけであって、「やまびこ」や「なすの」としてまだ見ることができます(笑)
また、一部の編成は山形新幹線「つばさ」の車両として転用されるほか、先日発表された"お座敷新幹線"に改造される編成もあります。


そして、幾度となくルートを変えながらも粘り強く走り続けた寝台特急「あけぼの」。
こちらも14日夜の青森駅および上野駅出発分をもって約40年余りの歴史に幕を下ろします…。

こちらも厳密にいえば完全に無くなるという訳ではありません。
2年前に廃止された「日本海」同様、年末年始やお盆、ゴールデンウィークといった繁忙期を中心に臨時列車として運転されます。
…とはいえ、【上野発青森行き】が唯一当てはまる定期列車として孤軍奮闘した古参が一線を退くのは寂しいですね…。


なお、記念プレートやキーホルダーなどの各種グッズなども上野駅秋田駅などで発売中です♪
上野駅http://www.nre.co.jp/event/detail_00344/
秋田駅http://www.nre.co.jp/event/detail_00343/

お近くで見かけた際はぜひ手に取ってみてください(^^)
『代わりに買っておいてください!』と依頼された皆さん、これで安心でしょうか?(笑)

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今季一番の寒気が3月に入ってから流れ込むという想定外な天気で真冬に逆戻りな今日この頃…。
お出かけの際は、油断せずにゆとりを持って行動しましょう(^^)


そして、被災地の復興を願って、時間があればまた訪れたいと思います♪