期待に押し潰された政権…

今日は真面目な話題から切り込んでいきます！
ゴタゴタ続きの政局にようやく転換点が訪れました。

◆鳩山首相が退陣表明＝普天間、政治とカネで引責−小沢氏も辞任・後継は菅氏が有力
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2010060200252（時事通信）
鳩山由紀夫首相は２日午前、国会内で開かれた緊急の民主党両院議員総会で「わたし自身、この職を引かせていただく」と述べ、退陣を表明した。米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設をめぐる混乱や「政治とカネ」の問題で政権への信頼が大きく低下。参院選を控え、辞任せざるを得ないと判断した。小沢一郎幹事長ら党執行部も交代する。

鳩山首相は辞任会見を拒否するという極めて異例の対応をした。
それほどまでして隠し通さなければならない事情でもあるのだろうか…？
「幹事長の職を引いていただきたい」という発言には、『最後の最後で歯向かったな』という感じがした(笑)
ともかく、二人を取り巻く疑惑は"辞任"という形で闇に葬られることになりそうだ…。

しかし、自公政権時代にできなかった新しい政策が新政権によって次々と誕生したのも事実である。
公立高校の無償化や農家戸別所得者制度、事業仕分けによる財源見直しなど多岐にわたる。

特に事業仕分けは、これまで明るみにならなかった行政機関の内部事情を知る良い機会だったのではないか？
ただ、廃止や見直しを提言したところで、果たしてそれが実行されるのかという点についてはまだ疑問が残る。

首相の辞任で、高速道路の無料化や口蹄疫への対策と補償問題などは中途半端なところで投げ出されてしまった…。
次の内閣がこれらを含む諸問題をいかにして解決していくのか、まさに"リーダーシップ"が問われることになるだろう。

今回の事態を受けて、一番驚いてるのは沖縄県民や鹿児島・徳之島の住民ではないだろうか？
方針が二転三転し、あいまいなままで協議の終結を迎えてしまうことに、憤りや不安を感じざるを得ないだろう。

さて、気になるのは『後継は誰になるのか？』ということだ。
菅直人副総理兼財務相が有力視されているが、党内からは岡田克也外相や前原誠司国土交通相らを擁立する動きもある。
政策を達成できるということはもちろん、国民の声を聞き入れることができる信頼度があるか否かがカギとなりそうだ。

国民の願いを背負って誕生した新政権も、"期待"という重圧に押し潰れる結果となってしまった…。

『真面目な話以外のネタも…』と思いましたが、特に思い浮かばないのでこれでおしまいです…(^^;)