楽天、オリックスに今季カード勝ち越し!
東北楽天がオリックスに逆転勝ち、西武と同率の4位に浮上しました!
球団初のパ・リーグ球団からの年間勝ち越し(12勝11敗1分け)を決めた楽天。打線は7回、1死二塁から草野大輔のライト前ヒットで同点に追いつき、2死二、三塁から礒部公一の右中間ヒットで2点を追加し勝ち越しに成功した。先発のアダム・バスは2回を投げ6安打3失点の乱調で降板。2番手の青山浩二ら4投手の継投で4回以降は無失点でしのいだ。
●オリックス−楽天最終戦(楽天12勝11敗1分、18時、スカイマークスタジアム、22,728人)
東北楽天:100 020 310 7
オリックス:121 000 000 4
▽勝:青山(25試合4勝8敗)
▽S:小山(28試合3勝1敗16S)
▽敗:山本(18試合1勝1敗)
▽本塁打:日高5号
過去2年、パ・リーグ全5チームに負け越していた楽天が、初めて年間を通して初めて勝ち越した。
3年前の球界再編で、合併球団オリックスが分配ドラフトで選ばなかった選手が主に集まってできた楽天。
最下位のオリックスを3.5ゲーム差に突き放し、今季の最下位脱出が目前に迫り、同率4位に浮上した。
一気に逆転に成功した7回、勝負どころを押さえた攻撃が見られた。同点とした直後の2死一塁でチャンスを広げたのが山崎武司。一、二塁間が大きく空いているのを見て、外角低めのボール気味の速球に食らいつくと、速い打球は一、二塁間を抜いてヒットとなった。この2死二、三塁で、続く礒部は代わったばかりのオリックス・菊地原毅の初球が甘く来るのを狙っていたように振り抜き、勝ち越しのヒットを右中間へ放った。
オリックスが敗れ楽天が勝てば、29日にも5位以上が決まる。
シーズン終盤に勢いを増した楽天。残り試合も全力を尽くして勝ち星を増やしていってもらいたい!