朝井、安定感抜群の投球！

　朝井が6回まで3安打無失点の好投で6勝目を挙げた。4回、右腕に打球が直撃するアクシデントで握力が落ち、マウンドを降りたが、「立ち上がりが課題なので、最初から飛ばしていった」と笑顔を見せた。
登板前は「体調が悪かったので、ブルペンで多めに投げた」という。そのためか、序盤から制球が安定し、直球、カーブの緩急で日本ハム打線を翻弄した。
　打線の援護だけでなく、6回1死一、二塁で右翼への当たりを牧田明久が好捕したのも「抜けたと思った。助かった」とバックに感謝した。日ごろは辛口の野村克也監督も「安定感を感じた。ああいう投球を続けてくれれば」と評価。これで2けた勝利の可能性も出てきたが、朝井は「1戦1戦やるだけ」と表情を引き締めていた。