Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、逃げ切って日ハムに連勝!

6回勝ち越し打を放った礒部公一

 東北楽天が首位日本ハムに連勝。今季2度目の月間勝ち越しを決めた。
先発一場靖弘は速球に力があり、変化球も切れた。ただ制球が不安定な面もあり、毎回走者を許しながらも粘った。7回1死二、三塁で降板したが、2番手有銘兼久が後続を断った。打線は初回、鉄平と草野大輔の連打で1死一、三塁とし、山崎武司の二ゴロで1点先制。3回に山崎武、6回は代打礒部公一の適時打で加点した。


楽天日本ハム18回戦(日本ハム10勝8敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、12,609人)
日本ハム:000 001 000 1
東北楽天:101 001 00× 3
▽勝:一場(8試合3勝1敗)
▽S:小山(17試合1勝1敗11S)
▽敗:スウィーニー(16試合4勝7敗)


 「遊び球」は使いよう。投手有利のカウントで打者の目先を変える一球といえるが、楽天バッテリーは定石にとらわれない配球で勝利を呼び込んだ。
3-1の7回。1死二、三塁で先発一場をリリーフした有銘は、田中賢介を三振に打ち取ると、代打フェルナンド・セギノールを歩かせ2死満塁。打者は4番稲葉篤紀だったが、「遊び球を無駄に使うなと野村監督に言われている」と捕手の嶋基宏は心を決めた。有銘が投じた144キロの速球は低めに決まった。変化球への意識もあったか、意表を突かれた稲葉のバットは動かず三振。3球勝負が吉と出た。有銘はお立ち台で「こう言っちゃあ何ですが、一場が残した走者なんで、打たれてもいいかなという気持ち」とおどけた。
 昨季の王者相手に堂々の戦いで2連勝。野村克也監督も「今日は有銘。あそこでぴしっといった。意外性のある配球。嶋は打者の動きが見えてきたようだ」と成長をたたえた。5月以来今季2度目の月間勝ち越しを決めた53勝目は、"野村楽天"の通算100勝目となったが、「現時点で50勝足らん。160勝しないとね」と素直には喜べない様子だった。