楽天打線爆発！ 山崎武、両リーグ40号一番乗り

　東北楽天は中盤以降に打線が爆発し、日本ハムに大勝した。
4回、山崎武司が自己最多タイの39号2ランを放ち先制。ホセ・フェルナンデスも17号ソロで続いて3点リードとした。8回には山崎武が自己最多となる40号3ランでダメを押した。先発朝井秀樹は伸びのある速球と落差のあるカーブのコンビネーションがさえ、6回を3安打無失点の好投で6勝目をマークした。

●楽天−日本ハム17回戦（日本ハム１０勝７敗、１８時、フルスタ宮城、１０３５５人）
日本ハム：０００ ０００ １００　１
東北楽天：０００ ３３０ ２３×　11
▽勝：朝井（25試合6勝6敗）
▽敗：武田勝（30試合8勝3敗）
▽本塁打：山崎武39号・40号、フェルナンデス17号

　父は強い。この日が8歳の誕生日という愛娘ら家族がバックネット裏から見守る中、約束のアーチを架けた。しかも2本。ついに自己最多の40本に到達した。「ちょっと格好いいお父さんを見せられたかな。実感はわかないけど、スコアボードで数字を見るとうれしいよね」。試合後の表情に充実感があふれた。
　主砲としても力強かった。立ち上がりから好調な先発朝井の右腕を4回、森本稀哲の痛烈なライナーが直撃。治療のためベンチに下がったが、すぐに駆け足でマウンドへ。その姿に「頑張っていたので何とかしてやりたかった」。直後に、武田勝の外角速球を右翼席へ先制2ラン。8回には、マイケル中村の真ん中低めの速球を左中間へダメ押し3ラン。2本塁打5打点でライバルのタフィ・ローズ（オリックス）との差を3本、7点差と一気に引き離した。
決して期待を裏切らない男が