全セが打線爆発で6連勝! 史上初の降雨コールド
プロ野球「ガリバーオールスターゲーム」第2戦は21日、フルキャストスタジアム宮城で行われ、全セが11-5で快勝し2005年の第1戦から6連勝とした。52年ぶりのデーゲーム開催は、8回表途中で史上初めて降雨コールドゲームとなった。通算成績は全セの67勝73敗8分け。MVPには逆転3ランを放った阿部慎之助(巨人)が選ばれた。
●オールスター第2戦(14時10分、フルスタ宮城)
全セ:062 000 12X 11
全パ:200 102 0 5
≪8回降雨コールド≫
▽投手リレー
全パ: 田中(楽)、杉内(ソ)、成瀬(ロ)、加藤大(オ)、薮田(ロ)
全セ: 高橋尚(巨)、中田(中)、グライシンガー(ヤ)、内海(巨)
▽本塁打:山崎2ラン(楽)、阿部3ラン(巨)、新井ソロ(広)、ラミレス2ラン(ヤ)
全セは2点を追う2回、全パの先発・田中将大(楽天)を攻め、阿部の本塁打など6連打を含む7安打で一挙6点。8回には、代打アレックス・ラミレス(ヤクルト)の2戦連続の2ランで突き放した。全パは1回、山崎武司(楽天)の2ランで先制。全セと同じ13安打を放ったが、長打の差で及ばなかった。来年の球宴は、京セラドーム大阪と横浜スタジアムで行われる。
◇落合博満監督(全セ)
最後までできればよかったが、選手をけがなく送り返せた。(自身が指揮して4連勝に)たまたまそういう結果になったが、この2試合でプロのスピードとパワーを存分に楽しんでもらえた。
◇トレイ・ヒルマン監督(全パ)
できれば勝ちたかったが、ファンが望んでいたことが起きたし、楽天の選手たちも活躍、見どころのある試合になった。田中は2回に崩れちゃったね。初めての指揮で勝ちたかったけど、いい経験になった。
▽最優秀選手:阿部慎之助(巨人)
▽優秀選手:井端弘和(中日)・谷佳知(巨人)・山崎武司(楽天)・森本稀哲(日本ハム)
▽ガリバー賞:山崎武司(楽天)
※ガリバー賞は、第1,2戦を通じて最も印象に残った選手に好きな乗用車1台が贈られる。