Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

頼れる先発ドミンゴ登場! 6回1失点に抑える

6回1失点で勝利を挙げたドミンゴ

 東北楽天は、初登板したドミンゴ・グスマンの好投に打線が応えて快勝した。
連敗を3でストップ、西武戦の連敗も4で止めた。ドミンゴは速球を主体にテンポのいい投球で6回を6安打1失点。渡辺恒樹山村宏樹福盛和男の継投で逃げ切った。打線は同点の5回2死一塁から鉄平の2ランで勝ち越し。7回は2死一、二塁から高須洋介が左中間二塁打で2点を追加した。


楽天−西武12回戦(西武8勝4敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、9,117人)
西武:000 100 002 3
楽天:100 020 20× 5
▽勝:ドミンゴ(1試合1勝0敗)
▽S:福盛(32試合4勝1敗17S)
▽敗:ジョンソン(6試合1勝3敗)
本塁打:鉄平7号


 楽天首脳陣の心情は、『何となく買った福袋が思いのほかいい中身だった』という感じだろうか。好投したドミンゴは1軍初先発で6回1失点の好投でチームを勝利に導いた。
昨季途中まで横浜、中日に5年間在籍し26勝(26敗)の実績があるとはいえ、右ひじの手術もあって実戦から遠ざかっていた。推定年俸1,800万円は安物買いのつもりだったろう。「まずまず合格点」と野村克也監督。2軍では2試合に登板し6回12失点だっただけに、試合前は「補強じゃなく補充だよ。大した投手じゃない」と期待薄の口ぶりだったが評価は急上昇だ。
 テンポのいい投球フォームから、微妙に変化する速球を軸にした組み立てで制球もよかった。ドミンゴは「低めに集められた。2軍と違い集中力を持って投げられた。ピンチでも心は落ち着いていた」と納得の表情だ。
野村監督が満点を出さなかった理由は「ボークとスタミナが課題」。4回2死一、二塁で細川亨を空振り三振に仕留めたつもりが、投げ急いでセットポジションをしっかり取らずにボークに。二、三塁とされた直後に中前打で1失点。ひじの大事も取り90球にとどめた。
 安定感があるのは田中将大朝井秀樹くらいしかいない先発陣にとっては光明となりそう。紀藤真琴投手コーチは「前半戦の最後にローテのめどが立ってよかった」。さらに「岩隈久志一場靖弘が帰ってくれば投手王国も見えてくる」と明るかった。