Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天粘って逆転勝ち! ソフトバンクに連勝

7回に逆転3ランを放った鉄平

 東北楽天は6点差をはね返し、両チーム計30安打の乱打戦を制し、2連勝を飾った。
10-10で迎えた9回2死一、三塁から高須洋介が左前に決勝打。守護神福盛和男がその裏をしのいだ。2-8の7回、2死から鉄平の3ランなど2四死球を挟んだ5連打で、7点を挙げて逆転した。先発の有銘兼久が1回途中で降板するなど投手陣の不振を、打線の驚異的な粘りでカバーした。


ソフトバンク楽天13回戦(楽天8勝5敗、18時、北九州市民球場、18,327人)
東北楽天 :000 002 711 11
ソフトバンク:300 014 110 10
▽勝:福盛(31試合4勝1敗16S)
▽敗:佐藤(22試合2勝1敗)
本塁打:草野5号、鉄平6号、田上4号、フェルナンデス10号


 野球は何が起こるか分からない。楽天は先発有銘の1回途中降板に始まり、投手陣が広げた傷口がふさがらないまま、6回を終え2-8。普通なら「勝負あった」の展開だろう。「楽天劇場」の幕開けは7回2死無走者からだった。前打席まで3三振のホセ・フェルナンデスが安打で出塁すると、山崎武司リック・ショートの連打でまず1点。満塁から渡辺直人の3点二塁打で6-8。なお一、二塁で鉄平が3ランを放ち、9-8とひっくり返し、「いいところで打つことができてよかった」と喜んだ。
 その後も両軍投手が頼りなく、ノーガードの打ち合いになったが、けりをつけたのはまたもや高須。10-10の9回2死一、三塁から決勝打を放った。「ピッチャーとの勝負だから余計なことは考えない」。クールな"仕事人"は勝利の女神の心をとらえて離さない。
 5時間6分かかってようやくゲームセット。9回までの試合ではパ・リーグの最長記録だ。息詰まる死闘を制し、野村克也監督は「ナイスゲーム」と力を込めた後、「今日はどう評価したらいいのやら」と思案顔。
それでも、球団史上最多となる点差の大逆転勝利を振り返るにつれ、ほおを紅潮させ「ゲームを捨てない根性が出てきたことを評価しよう。ぼちぼち素直に認めてよさそうだ」と喜んだ。