Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

マー君、トラを捕らえた! 1失点で切り抜ける

7回1失点に抑えた田中将大

 序盤に大量得点を奪った東北楽天が快勝。先発田中将大は7回1失点で3勝目。
初回2死一塁で、山崎武司が2点本塁打を放ち先制した。3回は無死一、二塁から、山崎武の左越え二塁打鷹野史寿の二塁内野安打などで3点追加。4回にも2点を加えて8-0と突き放した。田中は毎回のように、得点圏に走者を置きながらも、切れのある変化球と伸びのある直球を武器に踏ん張った。


交流戦
楽天阪神2回戦(1勝1敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、20,487人)
阪神:000 001 000 1
楽天:204 200 03× 11
▽勝:田中(11試合3勝2敗)
▽敗:中村泰(14試合2勝1敗)
本塁打:山崎武22号


 チームを引っ張るベテランがここぞというところで打ち、注目のルーキーが好投する。山崎武が「若い田中が投げているので、先制点をと思っていた」と言えば、田中は「本当に心強いです」。そろってお立ち台に立った20歳差の2人に楽天ファンは酔いしれた。
 初回、山崎武が技ありのプレゼントを田中に贈った。2死一塁で迎えた打席。大きく曲がるスライダーが低めに入ったところを、泳ぎながらも左翼席へ。8試合ぶりとなる22号に「交流戦に入って攻めがきつくなっていた。打ててほっとした」と笑顔を振りまいた。投のヒーロー、田中も魅了した。阪神の4番金本知憲との対戦。「スイッチが入りました」と振り返ったように、4回はすべて直球で勝負。最後は150キロの速球を左翼線に二塁打されるが、次の打席は内角直球で攻めた後、カウント2-0からフォークで一ゴロに。「持っているものを全部出そうと思った」と振り返った。終わってみれば、6回まで毎回安打を許しながらも7回1失点。「上体の力が抜けたのが良かった。素直にうれしい」。試合中、逆三角形にも似た厳しい目が和らいだ。オールスターのファン投票で、指名打者部門と先発投手部門をトップで快走する2人が、フルスタ宮城でスポットライトを浴びる。一足早く、7月の球宴を楽しんだような一日だった。