Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、青山好投で球団タイの4連勝!

プロ初完封を果たした青山投手

 東北楽天は投打がかみ合い今季初の4連勝。同一カード3連勝は今季2度目で、最下位オリックスとの差を5.5ゲームに広げた。打線は1回1死一、二塁からリック・ショートの中前打、続くケビン・ウィットの3ランで4点を先制。4回にも2死二、三塁から渡辺直人高須洋介の連打で3点を重ねた。先発青山浩二は4安打無四球の好投を見せ、今季チーム第1号の完封勝利を果たした。


オリックス東北楽天8回戦(楽天5勝2敗1分、13時、京セラドーム大阪、17,791人)
東北楽天:400 300 000 7
オリックス:000 000 000 0
▽勝:青山(8試合3勝5敗)
▽敗:セラフィニ(9試合2勝5敗)
本塁打:ウィット6号


 この3連戦3連勝は、2年連続の最下位から上位を狙う楽天にとって、大きなターニングポイントになりそうだ。
「最下位対決らしい試合」と野村克也監督が自嘲気味だった1,2戦から一転、投打ががっちりかみ合っての快勝。オリックスとの差を5.5ゲームとした。「観覧席で見ているような感じで楽だった。5連勝に向け頑張りましょう」と野村監督はいつになく明るかった。


 打線は初回から打順通りの役割をこなした。1番初起用の新人渡辺直が左前打、高須が犠打、山崎武司は四球による2死一、二塁、そしてリックの先制中前打。さらにウィットが3ランを放ち快勝ペースに乗った。「社会人で1番は慣れている。出塁を意識しうまく打て、ほっとした」と真ん中低めの速球をしっかりたたいた渡辺直。リックは前日を腹痛で欠場し、万全の体調ではなかったが「序盤の先制点が大事」と集中し、ど真ん中への失投を見逃さなかった。相手の出はなをくじいた自身の一打以上に「ウィットも続いてくれてよかった」と喜んだ。


 3連勝の手応えは大きかった。球団創設時からの主砲として引っ張る山崎武は「みんなオリックスにだけは負けまいと頑張った。下を見なくてよくなったのは大きいよ。上位進出に向け4位争いに集中していけばいい」。チームは上を向いて歩き始めた。