Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、開幕初戦飾れず!

リーファー(後方)に打たれた岩隈

 東北楽天は西武の一発攻勢に屈し、今季開幕戦を白星で飾れなかった。
昨季の故障から復活した先発岩隈久志は速球、変化球ともさえ、3回まで1安打。しかし、制球が甘くなった4回、2死から和田一浩を四球で出すと、ジェフリー・リーファーに先制2ランを浴び、続くG.G.佐藤にも左越えに運ばれた。打線は6回、草野大輔礒部公一のソロ本塁打で2-3と追い上げたが、3回2死満塁と7回無死二塁などの好機を逃し、勢いに乗れなかった。一方の西武・西口文也は2年連続開幕投手を務め、6回8奪三振と好投した。


●西武−楽天1回戦(グッドウィルドーム、22,897人)
楽天:000 002 000 2
西武:000 301 10× 5
▽勝:西口(1試合1勝)
▽S:小野寺(1試合1S)
▽敗:岩隈(1試合1敗)
本塁打リーファー1号、G.G.佐藤1号、草野1号、礒部1号、和田1号


 主砲ホセ・フェルナンデスが、夫人の出産立ち会いで帰国中の開幕戦。ただでさえ得点力不足が否めない打線だけに、「恥ずかしながら打順を固定できない。4番も抜けちゃってどうにもならんよ」と野村克也監督はぼやいた。とはいえ、西口を相手にどうにもならないわけではなかった。安打数は西武と同じ7。3点を追う6回には草野と礒部のソロアーチで追い上げた。和田の本塁打で2-4と引き離されたが、嫌な流れを断ち切る好機がすぐさま7回に訪れた。代わったばかりの西武の新人、岩崎哲也から先頭の藤井彰人が右翼線二塁打。続く沖原佳典は、初球の内角スライダーをはじき返したが、ショートライナーとなり点を加えられなかった。


 黒星スタートに、就任2年目の野村監督も「見ての通りだよ。岩隈はいい投球をしていたんだけどね。ホームラン3本にやられた。出直して早く1勝したい」と早くもお得意の"ボヤき"全開で報道陣に答えた。「結果が出ないのは野球の難しさ。まだ1試合。前向きにとらえたい」と橋上秀樹ヘッドコーチ。プレーオフ進出を目指すには、各打者につなぐ意識が必要だが、それを再確認する機会になったなら、収穫もあったというもの。先はまだまだ長い。