高校生ドラフト、田中投手は楽天へ!
高校生を対象としたプロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)が今日、東京・新高輪プリンスホテルで行われ、今夏の大会で準優勝となった駒大苫小牧の田中将大投手(17)は、入札抽選方式で行われた1巡目で、横浜、楽天、オリックス、日本ハムの4球団競合の末に楽天が交渉権を獲得した。また、昨春の選抜大会を制するなど高校通算55本塁打の強打者、愛知・愛工大名電の堂上直倫内野手(18)には、巨人など3球団が競合し、父が現役時代に所属し、現在は兄がプレーする中日が当たりくじを引き当てた。外れた巨人の1巡目は今春の選抜に出場した青森・光星学院の坂本勇人内野手(17)だった。この他、沖縄・八重山商工の大嶺祐太投手(18)にはソフトバンクとロッテの2球団が競合し、ロッテが交渉権を獲得した。「関東ナンバーワン」の呼び声も高い埼玉・鷲宮の増渕竜義投手(18)はヤクルト、西武の2球団が競合し、ヤクルトが交渉権を獲得した。昨年起きた、抽選で交渉権獲得球団が誤って発表されるようなトラブルは今回はなかった。ドラフト1巡目(1位)で、4選手が指名で重複抽選となったのは、1987年以来19年ぶり。大学・社会人のドラフトは11月21日に行われる。
終了後の会見で楽天の野村克也監督(71)は、「大成功!! 私はクジ運が悪いから社長に引いてもらった。弱い球団ですから『オレが強くしてやる』と言う気持ちで来て欲しいと思います。」と喜びのコメントだった。