Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

岩隈が1軍マウンドへ帰ってくる!

岩隈久志投手

 右肩痛とフォーム改良のため2軍調整を続けてきた楽天のエース岩隈久志投手(25)が、29日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初登板する見込みとなりました!
中継ぎでの調整登板はせず、いきなりの先発復帰。近鉄時代の2年連続15勝、04年最優秀投手、最多勝ベストナインと賞を総なめにした頼もしい右腕が、満を持してチームに戻ってくる。
 24日に1軍に合流した岩隈。右肩の異変は、昨季の開幕前から感じていたという。だが、近鉄オリックスの合併に反発し、新生オリックス入りを拒否して創設1年目の楽天入りを熱望したエースは、黙々と投げ続けた。結果は、27試合に登板して9勝15敗、防御率4.99と本来の力が出せず、プロ5年目で初めて負け越した。それでも、完投数は03年の11回に次ぐ9回。「先発完投」を信条とするエースの意地は貫いてみせた。
 そして今季。悲鳴を上げた右肩の痛みと戦いながら、キャンプから我慢の日々を送ってきた。2軍のグラウンドで汗を流し、肩への負担を軽減するフォームの調整に取り組んだ。3月のオープン戦で一度だけ登板した際、最速126キロしか出なかった直球の球速も、今月22日のイースタンリーグインボイス戦では146キロをマーク。この試合で2軍戦最長の7回3分の1を投げて6安打2失点と好投し、1軍昇格への準備は整った。あとは、得意球のスライダーのキレがどこまで戻るかだ。
 「100%じゃないけど全力でやりたい。野球ができることに感謝して、無心でやりたい」
エース不在を「一番の誤算や」と、嘆き続けてきた野村監督やチームメート、苦しい時を支えてくれたすべて人たちへの恩返しの思いを胸に、背番号「21」がマウンドに上がる。