雪たっぷりなのに客足さっぱり

　12月以降の記録的な大雪で、ゲレンデ状態が例年になく良好の県内各スキー場。せっかくの天の恵みなのに、悪天候やスキー場までのアクセス道の除雪不備などで、年末年始の客足は期待したほど伸びなかった。スキー離れに頭を悩ませる各スキー場からは「まとまった雪に恵まれ、1年のいい滑り出しになると期待していたのに…」との嘆きも漏れる。
　県内随一の集客を誇る仙北市の「たざわ湖スキー場」は、昨シーズンより1週間早い先月17日にオープン。書き入れ時の先月29日〜今月3日の入り込み数は、昨シーズンとほぼ同じ約1万2000人。この時期としてはゲレンデ状態が良く、前年同期比で1割増の人出を見込んでいたが、期待したほど伸びなかった。
先月18日にオープンした秋田市の「太平山スキー場オーパス」。18日の積雪は50センチで、オープン初日としては11シーズンぶりに滑走可能となった。その後も連日の雪で、昨日は105センチに達した。しかし、肝心の客足はやはりいまひとつ。年末年始も1日500〜1,400人前後で推移し、シーズン中のピーク（3,000人）には遠く及ばなかった。