Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

永井が粘り強い投球! 楽天、単独5位へ

7回途中まで1失点に抑えた永井怜

 東北楽天は先発永井怜が7回1/3を1失点に抑える好投で接戦を制し、単独5位に浮上した。
永井は切れのある直球、変化球を低めに集め、ソフトバンク打線を城所龍磨のソロ本塁打だけに抑え、5勝目を挙げた。打線は0-0の5回1死二塁で、高須洋介が貴重な1号2ランを左越えに放って先制。4回まで好機を生かせずにいたが、中盤に主導権を握って競り勝った。


楽天ソフトバンク20回戦(楽天12勝8敗、フルキャストスタジアム宮城、18時30分、16,482人)
ソフトバンク:000 000 010 1
 東北楽天:000 020 00× 2
▽勝:永井(24試合5勝6敗)
▽S:小山(12試合1勝8S)
▽敗:大隣(3試合1勝2敗)
本塁打:高須1号、城所1号


 「すごく長かった。3カ月…、やっぱりうれしいです」
7回1/3を投げ、先発では5月22日以来の勝利を挙げた永井。捕手の嶋基宏が「勝ちたいという執念、気持ちが入っていた」と振り返った109球。勝ち星の味は格別だったようだ。
初回、先頭の本多雄一を歩かせると、フルスタ宮城に嫌な予感が広がる。暗雲を振り払ったのは、永井らしい低めを丁寧に突いた投球だった。続く川崎宗則を内野ゴロに打ち取り1死一塁とすると、多村仁も投ゴロに仕留める。松中信彦を歩かせた後、最後は小久保裕紀を直球で三ゴロに切り抜けた。「自分は打たせて取る投手。それを意識して投げられた」。2回以降は走者がいなくてもセットポジションで投げ、低めへ安定した制球を続けた。
 長い試練だった。先発復帰1戦目となった今月5日のソフトバンク戦は、押し出しを与えるなど四死球で失点し黒星。12日のロッテ戦も、味方が勝ち越した直後に四球から自滅した。ふがいない投球に、ベンチの裏でコーチからばとうされた。この日は味方が好機を生かせず、4回までスコアボードに0が並んだ。「大隣より前に、絶対に点を取られないようにと投げた」。昨年は大学日本代表同士だった新人対決を制し、トンネルを抜けた右腕。すがすがしい笑顔を見せた。