Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

熾烈な投手戦、楽天が終盤突き放す!

9回途中まで無失点に抑えた一場靖弘

 東北楽天が終盤の集中打で快勝し、オリックスとの同率5位に浮上。昨季勝ち星47勝に並んだ。
試合は一場靖弘トム・デイビーの投手戦に。オリックスが2番手本柳和也に代わった8回、渡辺直人二塁打を放ち、鉄平が右前へ運んで均衡を破ると、リック・ショートホセ・フェルナンデスの連続適時打で計4点を奪った。先発の一場は、速球・変化球ともに切れがあり、9回途中無失点で今季初勝利。


東北楽天オリックス17回戦(8勝8敗1分、18時、フルキャストスタジアム宮城、14,737人)
オリックス:000 000 000 0
東北楽天:000 000 04× 4
▽勝:一場(6試合1勝1敗)
▽S:小山(10試合1勝6S)
▽敗:本柳(38試合3勝2敗1S)


 昨季と並ぶ47勝目は、昨季の「チーム最多勝男」の手でつかんだ。
一場が8回0/3を無失点でしのぎ今季初勝利を収めた。「最後の先発と思って投げた。フルスタで勝てたことがうれしい」と声が弾む。
登板前はかなり緊張したという。「いつも口にするうどんがのどを通らなかった」。それでも、初回1死一、二塁の窮地でタフィ・ローズ、チャド・アレンを打ち取って勢いに乗った。速球は最速149キロに達し、スライダーも切れた。紀藤真琴投手コーチと肩とひじの故障に苦しむ右腕の二人三脚で、踏み足を真っすぐ出すようにするフォーム改良に取り組んできただけに、好結果に感慨もひとしおだ。楽天誕生の年に入団した大型ルーキーも既に3年目。田中将大ら若手が台頭する今季は2軍生活が長く焦りもあったが、その都度家族に励まされてきたことを感謝しているという。
 一場がようやく「開幕」を迎え、チームはオリックスと同率の5位に戻した。9回に無死一、二塁のピンチで降板したが、本当なら1人で投げきらねばならなかった。「次こそは完封、完投したい」。失った信頼を取り戻すための第1歩を踏み出した。