Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、相性抜群のソフトバンクに6連勝!

8回決勝打を放った吉岡雄二

 東北楽天が接戦を制し、ソフトバンクとのカードで6連勝を果たした。
3-3で迎えた8回、1死一、三塁から吉岡雄二が中前に落とし、これが決勝点となった。1点を追う4回には1死一、二塁で山崎武司が、苦手の杉内俊哉から36号3ランを放ち、試合をひっくり返した。先発ドミンゴ・グスマンは7回途中まで7安打3失点。有銘兼久山村宏樹渡辺恒樹小山伸一郎とつなぎ、反撃をかわした。


楽天ソフトバンク16回戦(楽天10勝6敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、20,276人)
ソフトバンク:001 020 000 3
 東北楽天:000 300 01× 4
▽勝:渡辺恒(49試合2勝1敗)
▽S:小山(7試合4S)
▽敗:杉内(20試合13勝3敗)
本塁打 山崎武36号


 「ロートルがよう打つな。2人で4打点か」。ソフトバンクに連勝した野村克也監督をにんまりさせたのは、38歳の山崎武と36歳の吉岡。山崎武が1点を追う4回に逆転の36号3ラン、吉岡は同点の8回に勝ち越し打を放ち、チームがこれまで2勝11敗と苦手にしてきた杉内から白星を奪った。
「どこでタイミングを取ればいいか、分からん。今日は試合に出たくないとも思った」。山崎武は杉内が大の苦手。オリックス時代も含め、この試合前までの対戦成績は42打数3安打、打率は1割にも満たなかった。1発の喜びは格別だったようだ。「試合に出たらいいことがあった。破れかぶれで打ったが、36本で一番うれしい」。ビデオで研究した成果もあり、4回1死一、二塁で2球目の真ん中に来たカットボールを左翼席へ放り込んだ。
 吉岡は中前へポトリと落とすしぶとい安打だった。8回1死一、三塁で打席に入る前に野村監督に配球などの指示を受け、「言われた通り、リラックスしてセンター方向を狙って打ち返せた」。カウント2-2と追い込まれてからスライダーをはじき返した。
 2人とも好感触をつかんだ様子。通算300本塁打にあと9本と迫った山崎武は「まず39本の個人記録を更新したい」。今季4試合目の先発とくすぶりかけていた吉岡も「夏は好きな季節。これから頑張りたい」。まだ年寄り扱いされる存在ではなさそうだ。