Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、3ヶ月ぶりに最下位転落…

3回4失点でマウンドを降りたアダム・バ

 東北楽天オリックスに敗れ、ゲーム差なしながら勝率で下回り、5月1日以来約3カ月ぶりに最下位に転落した借金は今季最多を更新する12となった。
投手陣が序盤に崩れたのが誤算。先発アダム・バスは3回途中までにタフィ・ローズの3ランを浴びるなど4失点でKOされ、続く一場靖弘も4回に2被弾で3失点。打線は7回にホセ・フェルナンデスの2ラン、9回に草野大輔の適時二塁打などで反撃したが遅かった。


オリックス楽天12回戦(オリックス6勝5敗1分、18時、スカイマークスタジアム、18,502人)
東北楽天:000 100 202 5
オリックス:103 300 00× 7
▽勝:川越(16試合4勝6敗)
▽敗:バス(3試合0勝2敗)
本塁打:ローズ29号・30号、ラロッカ21号、フェルナンデス12号


 イヌワシが"すみ慣れた巣"に戻ってしまった。5月2日に5位に浮上してから、一時は勝率5割に達したが、その後徐々に降下。この日、1ゲーム差で迎えたオリックスとの「裏天王山」初戦に敗れ、約3カ月ぶりに最下位へ転落した。野村克也監督は居心地のいい順位だとばかりに、「いいじゃない。みんな落ち着ける。慣れってあるしね」と自虐的に笑った。早いうちに投手陣が崩れ、試合を壊すのは昨季までの弱い楽天そのもの。先発バスは3回にローズに3ランを浴びKOされた。後を継いだ一場も4回、ローズとグレッグ・ラロッカの連続被弾で3点を献上。4回を終えての6点差はあまりにも重かった。
 就任以来掲げてきたスローガン「考える野球」が実践されていないのが、野村監督の悩みを深くしている。「キャッチャー(嶋基宏)は何を思ってローズに対し2打席続けて内角を要求したのか。特にバスは応えられる球威や能力がなかった」。そして「ノーシンキングだよ。考えが伝わってこない。情けない。なかなか実践されない。犯人はオレか…」と肩を落とした。この言葉を選手たちはどう受け止めるのか。「白い紙と筆を買っておいて、あした辞表を書くから」。冗談めかしたが、続く2試合をずるずるやられてはいけないと、チームに一層の奮起を促したかったのだろう。