Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

またも”仕事人”が決めた! 今季3度目のサヨナラ

サヨナラ打を放った高須洋介

 東北楽天は10回裏に高須洋介の一打で今季3度目のサヨナラ勝ち。同点の10回、ソフトバンクの抑えの馬原孝浩から、礒部公一の右前打、2つの敬遠四球などで1死満塁に。ここで高須が中前打を放って試合を決めた。先発有銘兼久は5回1/3を3失点の粘投。この後、小倉恒河本育之青山浩二渡辺恒樹牧野塁のリレーで無失点に抑えた。


楽天ソフトバンク11回戦(楽天6勝5敗、18時、フルスタ宮城、10,098人)
ソフトバンク:002 100 000 0 3
 東北楽天:020 000 100 1X 4
▽勝:牧野(9試合1勝2敗)
▽敗:馬原(28試合1敗22S)
本塁打:小久保18号


 ラジオ中継も終わった午後11時目前、今季2度目の5時間試合突入かと思われた延長10回に、雨にぬれても勝利を待っていた1万人ほどの観客に向けた、"スター"高須のオンステージが待っていた。
1死満塁から速球派ストッパー馬原相手に、自身今季2度目のサヨナラ打を中前に放った。高須は「おいしい場面かなと思っていました」と少しおどけながら、「みんながつないでくれたし、投手陣が頑張っていたので」と必死に食らいついた一打を振り返った。
 絶好の舞台で完ぺきな振る舞いだった。打ったのは、初球の内角シュートをファウルにした後の2球目、外角低めの難しいカットボール。それを狙い澄ましてはじき返した。腹が据わっていた。「吉岡さんたちへの投球を見て、狙い球を絞っていた。外角しかないと踏み込んだ。振って駄目ならみんなに申し訳ないが、仕方ないですから」
 オールスターゲームのファン投票で選ばれた楽天勢八人衆の1人。あまりの大量得票に野村克也監督には「オールスターダスト(星くず)やな」とやゆもされた。それを吹き飛ばすような一打。高須は「星くずですから」と少し自虐的に言いつつ「少しだけ光りますが」とにやり。以前「必殺仕事人」と称賛した野村監督は、あらためて「勝負強いな」と役者ぶりを認めていた。