Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

マー君、プロ入り後の甲子園初白星ならず!

5回3失点でマウンドを降りた田中将大

 東北楽天は打線に元気がなく、阪神に2試合連続の零敗。西武に抜かれ5位に転落した。
阪神の先発上園啓史の前に6回までわずか1安打。8回に3番手久保田智之を攻め、連打と四球で2死満塁としたが、代わった藤川球児に後続を断たれた。プロ入り後、甲子園初登板の先発田中将大は初回、金本知憲の右前打で先制されると、2回は四球をきっかけに2失点。終盤は救援陣も打たれた。


阪神楽天終戦阪神3勝1敗、18時、阪神甲子園球場、47,755人) 
楽天:000 000 000 0 
阪神:120 000 11× 5 
▽勝:上園(3試合1勝0敗)
▽S:藤川(26試合3勝2敗17S)
▽敗:田中(13試合4勝3敗)


 聖地のマウンドは、北海道・駒大苫小牧高時代の昨夏、東京・早稲田実業と繰り広げた決勝再試合以来。プロ初の登板に「特別な思いがあった」と言うが、5回3失点で3敗目を喫した。抑えようとする気持ちが強すぎたか、制球がいまひとつ。フルキャストスタジアム宮城で同じ阪神を完封した田中ではなかった。再試合はリリーフで、自身は8勝負けなしだった甲子園で初黒星。それについては「いつかはそうなるんじゃないですか」と平静を装った。むしろ悔やんだのは2回、先頭鳥谷敬への四球だ。続く野口寿浩にヒットエンドランを左前に決められ、一、三塁。内野ゴロと適時打で2点を奪われた。
 「マー君は2回、どうしたんやろ? 立ち直るかと思ったが」と野村克也監督。当の田中は「投げ急いでフォームにためがなかった」と振り返る。楽天投手陣がこのところ繰り返す失点パターンに自分もはまったことが、腹立たしかったようだ。
 昨夏の“雪辱”はならなかった。「阪神ファンがすごく多く雰囲気が違った」と高校時代の風景と対比しながらも、「先頭打者への四球だけはなくさないと。しっかり修正したい」。冷静に課題を話し、次回の登板を見据える表情は、1年目で既に4勝を挙げ、チームでただ1人ローテーションを守り抜く「プロ」そのものだった。