Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

松崎ようやく勝利で汚名返上!

 初登板から11連敗しプロ記録に並んでいた松崎に、ようやくその時が訪れた。通算23試合目で待望の初勝利だ。
登板機会は予期せぬ形でやってきた。4回まで完ぺきに抑えてきた先発岩隈が左脇腹の違和感でまさかの降板。「1度肩をつくっていた」とはいえ、予想外の早い出番に「がむしゃらにいくしかない」。直球は145キロに達するなど気合十分で、5,6回を無失点で切り抜けた。チームが1点先制した直後の7回、先頭打者を出した後、併殺で2死にこぎ着けながら、四球と安打で窮地を招いたが、3番手小倉がしのいだ。2回2/3、39球を投げての白星。「ここまで長かった。本当にうれしい」との言葉に実感がこもる。
 昨季の大学生・社会人ドラフト1位左腕。田中将大永井怜ら後輩たちが先に勝利を重ねる状況は、正直きつかっただろう。それでも地道な努力を怠らず、野村監督の助言で投球フォームを改良。トップの位置を早く決めることで制球力が向上したという。
 福島県相馬市出身で、青森・光星学院高校から東北福祉大学に進んだ。「チームのためにがむしゃらに」が口癖。初のお立ち台では「これからチームのためにがんがん投げたい。プレーオフにいけるよう頑張る」。自分の気持ちに1区切り付けて口にしたのは、やはりチームのことだった。