Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

今日は感想を…

宮城交通の高速バス

 午後7時30分から、NHK総合テレビで「クローズアップ東北」を見ました。
今回は「意識を失う バス運転手」というタイトルで放送しました。


 もしも、乗っているバスの運転手が突然意識を失ったら…。
考えるだけでもゾッとしますが、現状だといつどこで起こってもおかしくないのです。


 番組のタイトルを見て、先日起こったばかりの"アノ事故"を思い出しました。あの事故では、近年問題視されている運転手の過重労働が世間に知れ渡った出来事でした。東北地方でも昨年、上記のような事故が相次ぎました。7月に新潟行きのバスで運転手がめまいに襲われ、10月には酒田行きのバスで走行中に運転手が失神し危うく事故を起こしそうになる、といったことがありました。このような問題は全国でも起こっているそうです…。


 平成12年2月に道路運送法が一部改正され、都市間高速バスを中心に新規参入する企業が急増。これにより、既存のバス会社は競争を勝ち抜こうと過剰な労働を運転手へ押し付けてしまったのです。
国土交通省東北運輸局も東北の各バス会社に対して異例とも言える通達を出すなどして対策を練っていますが、まだまだ具体的な対策は示されておらず、通常の業務を繰り返しているのが現状です。
今回は、宮城交通さんを取材していましたが、各営業所で専門の健康相談員による健康診断が随時主な割れているそうです。診断結果はすべて所長さんへ伝えられ、乗務員の体調を把握できる仕組みになっています。


 私も安さと便利さから都市間の路線バスをよく利用しますが、このままでは運転手さん達の生命にも関わりますし、乗客も大きな事故に巻き込まれる可能性が高くなってしまうのです。バス会社には、運転手の健康を第一に考えた対策を策定し取り組んでほしいと思います。また、現在勤務している運転手さんの多くが団塊の世代にあたります。いざ人員が減ってしまったときの対策も合わせて考えるべきだと思います。