Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

ベテランがルーキーを援護! 楽天再び5位へ

34号ホームランを放った山崎武司

 東北楽天は投打に粘りを見せてオリックスに競り勝ち5位に戻った。先発の田中将大は7回を8安打3失点の粘投で8勝目。牧野塁小山伸一郎のリレーで1点リードを守った。
打線は2回に礒部公一が先制ソロ、4回にも山崎武司が34号ソロを放った。一度逆転されたが、6回1死三塁から礒部の右前打で同点。7回2死三塁から山崎武が勝ち越し左前打を放った。


オリックス楽天13回戦(6勝6敗1分、18時、スカイマークスタジアム、20,544人)
東北楽天:010 101 100 4
オリックス:000 300 000 3
▽勝:田中(18試合8勝4敗)
▽S:小山(4試合2S)
▽敗:本柳(34試合1勝1敗1S)
本塁打:礒部4号、山崎武34号、北川8号


 山崎武、礒部がそろって2打点の活躍を見せた。山崎武は4回無死で、初球の緩い変化球を左翼席上段まで運ぶ34号を放った。チームを勝利へと導いた1発に「カーブ一本釣り」と笑顔を見せた。
3-3の7回には2死三塁から勝ち越しの左前打。「久々に得点圏に走者を置いて打てた。4番の責任を果たせた」と喜んだ。礒部も2回、「田中を先制点で援護できて良かった」という左翼ポール際への先制の4号の後、1点を追う6回には1死三塁から右前に同点打。「チャンスで積極的に行ったことが結果につながった」と振り返った。

田中、主砲ローズら抑え8勝目!

 田中が球宴後の初登板を勝利で飾った。両親や中学時代に所属した宝塚ボーイスの後輩たちが見守る中、地元・兵庫で挙げた初の勝利に「これまで親が見に来た試合は良くなかった。勝ててよかった」とホッとした表情を見せた。
決して調子は良くはなかった。真っすぐ勝負した球宴で、めった打ちされたこともあり「前半は緊張した」という。直球は最速150キロを記録したが「コントロールが悪く、切れもなかった」と野村克也監督は語った。
 毎回走者を背負う苦しい投球内容だったが、スライダーやチェンジアップなど変化球主体で組み立て「走者を出してから粘り強く投げられた。要所を締めていけたのが良かった」。かわす投球の中でも4戦連発中だったタフィ・ローズに対しては、高めのつり球を振らせるなどして3奪三振。7回を8安打4四死球ながら、4回の3失点だけでしのいだ。
 悪いなりにゲームをつくり、8勝目を挙げたルーキーに、野村監督は「70点。よく3点で収めた」。紀藤真琴投手コーチも「よく踏ん張った。これで2けた勝利も見えた」と成長を認めた。