Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

マー君が10勝目! 球団初の2ケタ勝利投手に

球団初の10勝目を挙げた田中将大

 東北楽天は西武との4位争い初戦に圧勝し、1.5ゲーム差に迫った。
先発田中将大は7回2安打1失点で10奪三振無四球の好投。ドラフト制以降の高卒新人投手で6人目、球団史上では初の10勝目を挙げた。打線は、1回2死満塁から礒部公一の先制2点右前打、続くホセ・フェルナンデスの18号3ランで今季最多の14得点と圧倒、3回と4回にも3点ずつ奪い大勝した。


楽天−西武17回戦(西武11勝6敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、13,313人)
西武:010 000 001 2
楽天:503 300 12× 14
▽勝:田中(23試合10勝5敗)
▽敗:河原(3試合0勝2敗)
本塁打:フェルナンデス18号、G.G.佐藤23号


 躍動する18番が球史に残る大投手たちと同じ道を歩み始めた。
楽天として初の2ケタ勝利投手という記録がかすむほど、歴史的な白星だった。高卒新人投手の10勝目はドラフト制後6人目。堀内恒夫江夏豊松坂大輔らに続く存在になった。
前回、白星目前でリリーフ陣が打たれて負けるなど、3試合連続で勝てなかった。嫌な流れを断ち切るような、落ち着いたマウンドさばきで7回2安打1失点、10奪三振の快投を見せた。
 得意のスライダーを痛打され苦しんだ春先と比べ、大きな成長の跡を見せた。10三振のうち7つの決め球はスライダー。新球のカットボールを含め、多彩な変化球をコースに投げ込み、目先を絞らせない投球術がさえた。反省をバネにできるのも才能。
新人王をぐっと引き寄せる10勝。この頼もしさに、名実とも"エース"と言って異論はないだろう。