Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

ドミンゴ力投! 楽天、球団最多の48勝目

8回まで2失点に抑えたドミンゴ

 東北楽天ソフトバンクに競り勝ち、球団創設3年目で最多となる48勝目を挙げた。
打線は先制された直後の1回2死二塁から、山崎武司の右中間二塁打ホセ・フェルナンデス草野大輔の連打で3点を奪って逆転。その後はリック・ショートが5回に適時打、8回には4号ソロを放った。先発ドミンゴ・グスマンは、6回以外の毎回走者を出しながらも、得意のチェンジアップで尻上がりに調子を上げ、7回を7安打2失点に抑え2勝目。


楽天ソフトバンク19回戦(楽天11勝8敗、18時、フルキャストスタジアム宮城、19,611人)
ソフトバンク:100 010 000 2
 東北楽天:300 010 01× 5
▽勝:ドミンゴ(6試合2勝2敗)
▽S:小山(11試合1勝7S)
▽敗:斉藤和(9試合3勝3敗)
本塁打:松中14号、リック4号


 球団創設1季目の一昨年は97敗(38勝)し、「100敗を逃れるか」と冷やかされたイヌワシが、37試合を残して昨季の47勝を上回った。
野村克也監督は「去年は対象外。これからのチームだから」と無関心。それ以上に「中押し、ダメ押しとなって、リードを守れたのが大きい。斉藤和巳を研究したスコアラーやコーチも含め、目指す野球ができた」。今月5日に7回を無得点に抑えられて負けた斉藤和を、「無形の力」で揺さぶった勝ち方を評価した。
 高須洋介を火付け役に、守備のすきを突いたり、機動力を使ったりして、攻略の糸口を見いだした。
逆転した1回。高須が1死から相手の裏をかく三塁線へのバント安打で出塁した。高須は「アウト覚悟で狙った。三塁が深めに守っていたから」とにやり。2死二塁とし、山崎武らの3安打での3点を導いた。
1点差に迫られた5回の中押しは、1死一、二塁の二走高須らの好走塁が大きかった。三塁に進めば犠飛でも1点入るこの場面、田上秀則が斉藤和のフォークを取り損ねた捕逸で三塁を陥れた。記録は捕逸だったが、実は単独盗塁を仕掛けていた。高須は「フォークが多いと分かっていた。いいスタートで大きな走塁ができた」。一走鉄平も二進し、山崎武が四球を選んだ後、リックの適時打が出た。
 こんな戦いを、残り37試合でどれだけ見せられるか。これからが本当の飛躍を懸けた季節になる。