Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、"投手崩壊"で3連敗! 最下位転落…

 『一体どうした?』と目を疑いたくなる3連休の楽天"連敗劇"…。
6投手が計11失点、守備でも4失策と締まりなく、日本ハムに3連敗。引き分けを挟み4連敗で単独最下位になった。2-3の6回、2番手朝井秀樹と3番手渡辺恒樹が計6連打を浴び、リック・ショートの悪送球なども絡み5失点。8回にはホセ・フェルナンデスの失策もあり突き放された。打線は7回、憲史の3ラン、9回はリックの適時打などで2点を返したが失点が重過ぎた。


楽天日本ハム9回戦(日本ハム6勝3敗、13時、フルキャストスタジアム宮城、19,901人)
日本ハム:101 105 012 11
東北楽天:020 001 302 8
▽勝:金沢(5試合1勝0敗)
▽敗:朝井(6試合1勝1敗)
本塁打:フェルナンデス5号、稲葉3号、憲史1号


 「これだけ応援してもらって3連敗だからなあ。投手陣が崩壊状態だわ」。野村克也監督の"ぼやき"はため息へと変わった。28日からの大型連休9連戦で、いきなり本拠地3連敗。この日も2万人近い観客を前に、投手を軸にした守りが機能せず、18被安打・4失策で11失点。3戦の合計失点は28に達し、借金は今季最多の6で単独最下位に転落した。
 投手陣は、先発牧野塁が前回に続き右ふくらはぎの痛みを訴え、3回で降板。2番手朝井は打球を受けるアクシデントがあったにしても、6回に得意のカーブを狙い打たれ5安打5失点。その後4投手の継投でもしのげず、「まだ6連戦あるのに(使えそうな人が)もういない」と杉山賢人投手コーチがもらすほど打たれた。
 守りも目が当てられなかった。守備に難のあるフェルナンデスを、リックと入れ替えた効果はなく、また「全体的に考え直さなきゃ」と西俊児守備走塁コーチ。リックは6回1死一、二塁で、3ゴロの処理で一塁悪送球し、2塁ランナーの生還を許した。7回は失点こそしなかったが、2死一塁からの左前打で、憲史と草野大輔がともにミス。8回1死二塁では田中賢介を三振に仕留めながら、嶋基宏捕逸振り逃げされ、一塁送球をフェルナンデスがそらし1点を献上した。


 ホーム3連戦で勝ち星を一つもあげられなかった楽天
岩隈久志青山浩二・牧野の先発陣で3連勝を狙ったが、いずれも大量失点差で崩れ落ちた。
永井怜田中将大など好調な若手組とは裏腹に、いまいち踏ん張れない中堅・ベテラン組…。
投手陣の"崩壊"と共に、3試合で8つのエラーという守備の乱れも敗因に結びついたと言えるだろう。
ゴールデンウィークと共に始まった9連戦。"9連敗"という冗談ですら絵空事では無いのだ。
かつて"ID野球"と称された野村克也監督の手腕が試される時がやってきた。