Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

宮崎知事選、東氏が初当選!

当選した東国原知事

 宮崎県の官製談合事件で逮捕された前知事の辞職に伴う出直し知事選が21日投開票され、無所属新人の元タレント、そのまんま東氏(49)=本名・東国原英夫=が初当選した。高い知名度を生かし、事件を受けた行政・政治不信を背景に、前林野庁長官の川村秀三郎氏や元経済産業省課長の持永哲志氏ら4氏を振り切った。県民は行政・政治経験のない東氏に県政刷新を託し、事件で指摘された官民の癒着や「しがらみ」との決別を強く求めた。


 宮崎県都城市出身の東氏は「しがらみのない政治ができるのは自分だけ」と主張し、同級生らが草の根運動を展開。「宮崎のセールスマンとなって全国に売り込む」と訴えた。一方で、出馬表明時に芸能界からの引退を宣言し、選挙中はタレント仲間の応援は求めず、観光振興や防災対策などを訴え、支持を集めた。事件を受けた世論の厳しさから建設業界などの動きは鈍く、無党派層などの支持が行政・政治経験のない東氏を押し上げる結果になった。


また、今朝9時半過ぎに初登庁し、知事を一目見ようとする県職員や県民らの出迎えを受けた。「公用車は使わない」との宣言通り、支援者が運転する乗用車で正門前に到着し、スーツの上着の代わりに薄緑色の作業着姿で現れた東氏は、県職員300人や報道陣らが集まるなか、女性職員から花束を受け取った。当選証書付与式は職員から「最初なので」と説得され、スーツで。この後、知事室に初めて入り椅子に座った。机の上には「知事 東国原英夫」と書かれた真新しいプレートが置かれ、「県民から託された職責の重さを実感した。県民の目線での行政に努めることを約束します。ただ、立派な机と椅子は僕には似合わないかな」と感想を述べた。


 東氏にある過去の汚名は避けられないことであるが、今回の知事選ではその汚名を払拭する勢いが感じられた。投票率も前回より大幅に向上しただけに、今後の宮崎県政をどうやってリードしていくのか楽しみなところだ。