Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、終盤にしぶとく逆転! 横浜に連勝

8回に勝ち越し打を放った高須洋介

 東北楽天は終盤にしぶとく勝ち越し、敵地の横浜戦を連勝した。
序盤は劣勢だった。3回に山崎武司の失策で先制点を献上すると、4回には横浜・吉村裕基にソロ本塁打を浴びた。打線は先発・寺原隼人の前に全く音無しだったが、疲れの見えてきた7回に3安打を集めて追いついた。8回には敵失で出た走者を犠打で二塁に進め、2死から高須洋介が左前に運んで勝ち越した。


●横浜−楽天2回戦(楽天2勝、18時、横浜スタジアム、22,126人)
楽天:000 000 210 3
横浜:001 100 000 2
▽勝:小倉(15試合1勝0敗)
▽S:福盛(19試合3勝11S)
▽敗:寺原(9試合4勝4敗)
本塁打:吉村5号


 今年の楽天は実に勝負強い。敗戦ムードを終盤見事にはね返し連勝を飾った。
7回途中まで四球ひとつだけ。寺原の速球とカーブに手も足も出ず、ノーヒットノーランの予感も漂うほどだった。反撃の口火を切ったのは先頭の高須。「内角を攻められていたので狙っていた」というシュートを、三遊間に運んで初安打とすると、続く礒部公一も右前にはじき返して一、二塁に。この後、山崎武の場面が勝負どころだった。目下絶好調の本塁打王には、寺原の疲れが見えていた。2-1と追い込まれたが、ファウル2つを挟んで四球を選び、リック・ショートの同点打を呼び込んだ。「球威が落ちていたし、直球でもスライダーでも合わせられるようにしていた。あの場面では安打も四球も同じだからね」と山崎武。野村克也監督も「ホームラン打者の特権。相手が勝手に怖がってくれる。これこそ無形の力だ」と手放しで褒めた。
今季1点差ゲームは8勝1敗と徐々にしぶとさを増している楽天。続く中日戦の51試合目で勝率5割を目指す。

"チャンスメーカー"高須が大活躍!

 "勝負師"の異名はだてじゃない。高須がまたもや大仕事をやってのけた。2-2の同点に追いついた直後の8回2死三塁の場面で打席に入り、横浜・寺原の初球の内角速球を左前へ運んだ。
「チャンスなので、何とか打てるようにと思っていた。変化球が来たらごめんなさいという気持ち」。狙い澄ましてはじき返した勝ち越し打だった。試合前まで打率は2割5分1厘。「打率が低いので危機感を持ってやっている。チャンスになると心の中で燃えてます。チームの雰囲気がいいのでもっと勝ちたい」と力を込めた。
野村監督も「勝負強さは彼の持ち味。"必殺仕事人"や。大変な信頼度でベンチも予感してた。そういう星の下に生まれてるんじゃないかなあ」と勝負師の活躍を称えた。