Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

一葉落ちて天下の秋を知る


日に日に風が冷たさを増して、だんだんと人肌が恋しい季節がやってまいりました(*´Д`)=3


さて、秋田市内でも9日に初雪を観測して、内陸部では数センチの積雪となったところもあります。
そんな雪の便りが届くと、マイカーをお持ちの方々は大いに慌て出すのがこの時期の風物詩(笑)
備えあれば憂いなしと言いますから、早めの対応でゆっくり冬を迎えられようにしましょう!

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『冬が来る前に終わり間近な紅葉をもう一度見たい!』
…という思い付きだけで数少なくなってきた秋らしい光景を探してみました!

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宮城県内でも屈指の紅葉スポットとして有名な「鳴子峡」へやってきました。

平日ながら紅葉真っ盛りとあって、観光客の団体さんや家族連れ、カップルで大変賑わっていました♪
荒雄川(江合川)の支流の大谷川にある深さ約100メートルを誇る峡谷で、凝灰岩が露出する荒々しい光景は圧巻!


上から眺めるのはもちろん、谷底へ通じる遊歩道を下っていけば下からも見上げることができます。


峡谷を跨ぐ国道47号の大深沢橋からは、谷底にほんのわずかに顔を出すJR陸羽東線の橋梁が見えます。

この日も平日ながら多くの撮り鉄さんで賑わっており、歩道の上には三脚がズラーッと並んでいました(笑)
列車の通過時刻が近づくと「もうすぐ列車来ますか?」と尋ねてくる観光客の方々も多く見受けられました。

紅葉シーズンは、橋梁を通過する際に徐行するという乗る方も撮り方も大変ありがたいサービスが行われています(笑)


沿線に数多くの温泉地を擁する陸羽東線を走る観光列車として人気の「リゾートみのり」号。
http://www.jr-sendai.com/minoritrain/

東北本線陸羽東線経由で仙台駅〜新庄駅間を片道約2時間半で結び、2008年10月の運行開始から根強い人気を誇ります♪
今の時期は、紅葉シーズン限定でリゾートみのりに「風っこ湯けむり紅葉号」が連結された"特別編成"がお目見え!

窓が無く心地よい風が吹き抜ける開放的な客室が特徴的なトロッコ列車びゅうコースター風っこ」。
窓越しに楽しむのもいいですが、この風っこに乗れば紅葉の鮮やかさをより間近に感じられることでしょうねー(*´∀`)
ちなみに荒天時などは窓を取り付けることができるほか、冬場は車内のだるまストーブで暖を取ることもできます。


これから寒さが厳しくなる季節ですが、鳴子の温泉巡りで身も心も温まるなんていいですよねー♪


鳴子温泉郷観光協会ホームページ
http://www.naruko.gr.jp/

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ちなみに、秋田と宮城を結ぶルートは大きく2つあります。
湯沢市雄勝から大崎市鳴子を結ぶ国道108号ルートと湯沢市皆瀬と栗原市花山を結ぶ国道398号ルート。
108号は交通の難所だった鬼首峠と鳴子ダム付近の区間がバイパス工事などで大幅に改良されたため交通量も非常に多いです。
398号は108号よりさらに山間を走りますが、ほぼ2車線でアップダウンもあまり厳しくないので比較的走りやすい印象です。
仙台方面と秋田方面の相互間を一般道だけで走る場合は108号ルートで向かうという人も多いようです。


鳴子から1時間ほど走っていけば仙台にも行ける訳ですが、これといった目的も無いので即却下←
…ということで、行きは108号ルートを使ったのでもう一方の398号ルートで帰ることにしました。


実は、途中立ち寄った道の駅に【国道398号 降雪のため通行止 正午開通予定】という不吉な張り紙がありまして…。
『まだタイヤ交換もしていないけど行けるかな…?』と恐る恐る山登りに挑戦して訳であります←


周辺の山々は雪で真っ白になっていたものの道路は濡れている程度で『もしや余裕?』なんて油断していたら…

このありさまですよ…(笑)
ついさっきまで雪が積もっていたのが一目瞭然な光景が目の前に広がります…( ̄ロ ̄;)

宮城と秋田の県境付近も道路脇にこんもりと積みあがった雪が。どうやら除雪作業は行ったみたいですね。


なお、宮城と秋田の県境付近の区間は今月25日まで通行可能ですが、積雪や凍結の恐れがあるため夜間通行止めとなっています。
通行する予定のある方はご注意ください。また日中時間帯であっても、路面の凍結や降雪の恐れもあるので装備は万全に!
【詳細】http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1224829689796/index.html

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路肩に雪が残る道路を下ってくると、湯沢市皆瀬の山間にある小安温泉郷へたどり着きます。


小安温泉郷で人気の紅葉スポットといえばこちらの「小安峡(おやすきょう)」。
鳴子に比べると観光客は少なめで、ご年配のグループや家族連れが数組程度とちょっと寂しい雰囲気でした。

観光客が恐る恐る覗き込んでいる切り立った峡谷の両側には、鮮やかに色づいた木々が立ち並びます♪


『せっかくなら下に行きたいなぁ…』
…ということで深さ60mを誇る谷底へのびる遊歩道を下りてみることに。

谷底について上流側に目をやると、奥の方に「不動滝」を見ることができます。
この時期はそれほど水量はありませんが、雪解け直後の春先は豪快な流れを堪能することができます♪
谷底から紅葉を見上げるというのもいいですが、ここまでたどり着くまで300段近い階段を上り下りする必要があります…(笑)


小安峡の見どころといえば、川岸の岩肌から蒸気と熱湯が勢いよく噴出する「大噴湯(だいふんとう)」です!

全国的に見てもこのような光景は珍しいんだとか…。あたり一帯は温泉街としても有名なので立ち寄り湯もぜひどうぞ。


湯沢市観光物産協会ホームページ
http://www.oyasukyo.jp/

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最後は過ぎ行く秋を感じられるローカル線の光景をどうぞー(*´∀`)


由利高原鉄道鳥海山ろく線 YR-2001形 (黒沢駅)

由利高原鉄道鳥海山ろく線 YR-3002形 (吉沢〜川辺)


昨年の今頃はギネス記録をかけて挑んだ『エボルタチャレンジ』で大いに盛り上がった山ろく線。
http://d.hatena.ne.jp/iwasan1go/20151104
もう少しすれば一面銀世界の中を走るローカル線が楽しめるかもしれませんねー♪


由利高原鉄道ホームページ
http://www.obako5.com/

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もうまもなくすると色づいた葉も落ちて冬の足音が近づいてくることでしょうねー。
残り少ない秋ならではの光景…。皆さんもお近くでも探してみてはいかがですか?


ますます寒さが厳しくなってきました…(´Д`;)
ドライブへ行くにせよ、写真撮影へ出かけるにせよ、体が冷えないよう防寒対策は万全にしましょう!