Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

自然の鼓動が、心を揺らす。

どんどん冬の足音が近づいてくる…(*´Д`)=3


朝晩はすっかり冷え込みが厳しくなりましたねー。
なかなか布団から抜け出せないという人も多いのでは?(笑)


でもまだ10月半ばですから、秋の魅力はたっぷり楽しみたいですよねー?
つい数週間前は鳥海山栗駒山など標高1,000m付近が見頃でしたが、今は麓でも十分楽しめます!


…ということで、"紅葉前線"が麓に向け駆け下りている県南の紅葉狩りスポットを一気に巡っていきましょう♪

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これだけ天候に恵まれていると、撮り鉄活動にも俄然やる気が出てきますわ(笑)
…ということで、比較的山の奥へ分け入らなくても楽しめる紅葉と鉄道のコラボレーションをどうぞー♪


秋田内陸縦貫鉄道 AN-8806形+AN-8801形「急行もりよし号」 (萱草〜笑内)

内陸線屈指の撮影スポットして人気の「大又川橋梁」は鉄道ファンにはおなじみの眺めですねー!
この季節は乗客に景色を楽しんでもらおうと列車が速度を緩めて走るため、比較的撮影しやすくなっています。
紅葉した山々とマッチする真っ赤なこの鉄橋は、国道105号線に並行して架かる萱草大橋からも見ることができます。
ちなみに撮影地点の旧国道・萱草橋は老朽化のため車両通行止めとなっておりますので、お車でお越しの際はご注意を。


秋田内陸縦貫鉄道 AN-8809形 (前田南〜小渕)

撮り鉄さんの間では【小渕のS字カーブ】として知られる小渕駅すぐ近くの撮影スポット。
線路のすぐそばまで迫るように伸びる色鮮やかな木々を横目にトコトコのんびり走る内陸線はほんと絵になりますねー(*´∀`)
この日は朝から晴れたことであたり一帯は朝もやに包まれていましたが、撮影時にはうっすら残る程度でした。


秋田内陸縦貫鉄道 AN-8803形 (比立内〜奥阿仁)

さらに国道を南下して比立内駅〜奥阿仁駅間の「比立内橋梁」へ。
ほぼ同じ高さにある国道105号・新牛滝橋のたもとから撮影。橋のすぐ近くには「道の駅あに」もあり、休憩がてら気軽に撮影できます♪
大又川橋梁に比べると杉の木が多くてちょっと物足りなさを感じますが、様々な色のコントラスが楽しめるのはいいですねー!
ここでも通過時に徐行するサービスがあります(一部列車を除く)。やってきた車両が周囲の景色に溶け込んでどこにいるのやら…(笑)


秋田新幹線田沢湖線 E6系「こまち」 (赤渕田沢湖間)

切り立った谷底を流れる生保内川に沿って仙岩峠を越える田沢湖線
はるか上を走る国道46号沿いから俯瞰で撮影することもできますが、今回は川沿いでの撮影にしました。
この日は自分だけでしたが、時折風で茂みがガサガサとなるときは『まさかクマ!?』なんてヒヤッとする場面も…(´Д`;)


今回紹介した撮影スポットの中にはクマの目撃情報もあったりするので、撮影時にはクマ対策もお忘れなく!

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さてさて、秋田内陸線といえば映画の影響で"聖地化"しつつある「前田南駅」(北秋田市五味堀)が最近話題となっていますねー♪

田舎町の女子高校生と東京の男子高校生の心が入れ替わることから物語が展開していく映画「君の名は。」。
公開から一か月足らずで、観客動員数は約850万人、興行収入は約110億円と、アニメ映画ながら空前の大ヒットとなっています!


映画を見た人たちによる"聖地巡礼"が全国各地で盛り上がっているようですが、ここ秋田も注目されているそうで…。
劇中に登場する架空の駅「糸守(いともり)駅」と前田南駅が非常に酷似しているとネット上で話題となったのです。

自分も映画は見ていますが、ホームや待合室の構造といい、バックの山並みといい、ここがモデルと断言してもいいレベルですね(笑)
通常は普通列車上下各9本が停車しますが、11月6日までの期間限定で急行もりよし3号を臨時停車させる措置をとっています。
【詳細】http://www.akita-nairiku.com/info/topics/item.php?id=743


訪問時は、線路内へ立ち入ったり大声で騒いだりしないよう最低限のマナーは守って楽しみましょう!

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紅葉真っ盛りの沿線風景を楽しんだあとは、周辺に点在するおすすめ紅葉狩りスポットを行脚してみました!


"ごく一般的な"ファミリーワゴンなのに、街乗りから長距離移動まで分け隔てなく酷使するオーナーの相手は大変…(ノД`)←

この日も秋田峠・大覚野峠・尻高峠と内陸部にある峠を立て続けに走り抜けましたが、紅葉はどこも真っ盛りといった雰囲気でした♪


内陸線沿線での撮影後に訪れたのは、仙北市田沢湖にある「玉川ダム」とその周辺。
田沢湖や角館を経て雄物川へ注ぐ玉川に建設されたダムで、流域の治水や利水、玉川の水質改善(酸性水からの中性化)を目的としています。

ダム本体は高さ100メートル、幅441メートルもあり、雄物川水系の河川に建設されたダムの中では最大規模を誇ります!
当時としては画期的な工法だった「RCD工法」を採用。経済性と安全性の向上を図り、1990年(平成2年)に17年の歳月をかけて完成しました。


そのダムによって形成された人造湖は「宝仙湖(ほうせんこ)」と命名されています。
湖の総貯水容量約2億5000万トンで、東北地方のダム湖では福島の奥只見湖・田子倉湖に次ぐ3番目の貯水量を誇ります。
上流から流れ込む強酸性の水を湖で中和する役目を果たしていることから、湖面はきれいなエメラルドグリーンとなっています。


ちなみに、このダムの上流には湯治場として知られ全国各地から入浴客が訪れる玉川温泉があります。
そして、写真中央奥に見える少し雲のかかっている山が八幡平で、そろそろ雪が積もる姿も見られそうです。


近くには建設に至る経緯や湖周辺の生態系を学ぶことができる資料室もあるほか、ダム内部の見学会(※要予約)も実施しているそうです。
【詳細】http://www.thr.mlit.go.jp/tamagawa/


恐らくこの週末あたりにかけて見ごろのピークを迎えると思いますので、お近くの方はぜひどうぞ!

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お次は田沢湖畔の「たつこ像」周辺。


四季を通じていつも観光客で賑わいますが、この日も紅葉狩りを楽しむ多くの観光客でごった返していました(笑)
きらびやかな「たつこ像」の背後には、コバルトブルーの湖面と秋田駒ヶ岳をはじめとする奥羽山脈の山々を望むことができます。

太陽の光を浴びて輝くたつこ像、青い絵の具を流し込んだかのような美しい湖面、赤・黄・緑のコントラストが鮮やかな山肌。
この時期でしか味わえない絶景にしばし時間を忘れてしまうほど…。


道路を挟んで向かい側のお土産店の駐車場からは色づいた樹木とたつこ像を収めることができます♪

http://www.tazawako.org/

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最後は仙北市角館の「武家屋敷通り」周辺。


一年を通して観光客に絶大な人気を誇る武家屋敷通りですが、この日も団体の旅行客などが次々と訪れていました。
特にこの日はとにかく外国人の観光客が多く、通りを歩く人々から飛び交う言葉が中国などアジア圏の言語ばかりでした(笑)

通りにのびる黒塀と赤・黄・緑に彩られた木々が魅せる鮮やかなコントラストが訪れた人々を楽しませてくれます♪


徐々に傾き始めた西日に木々が照らされると、より一層鮮やかさが増すような気がします(*´∀`)

例年だと今ぐらいの時期が見ごろですが、枝垂桜などは一部落葉しているものもあり、もって今月いっぱいという感じですねー。

ちょっと懐かしい丸型のポストも武家屋敷通りの雰囲気とマッチしてますよねー。


実は近くでテレビ局のロケも行われており、修学旅行中と思われる高校生があたりを取り囲んでいました。
『華奢なお姉さんがいるなぁー。モデルさんかな?』とよーく見てみると…、なんと横手出身の壇蜜さんじゃないっすかー(*´∀`*)
色鮮やかな紅葉とシックな雰囲気の黒塀をバックに艶やかな雰囲気で歩く姿をしばし見学。スラッとしてるけど意外と小柄なんですね(笑)


こちらも、この週末あたりにかけて見ごろのピークを迎えると思いますので、お近くの方はぜひどうぞ!


http://kakunodate-kanko.jp/

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…ということで、近場でも紅葉狩りを楽しめるスポットを探してみました。


紅葉もそうですが、四季折々の美しい景色を楽しめるって素晴らしいことですよねー(*´Д`)
ちょっと大げさかもしれませんが、改めて日本人であることを誇りに思えるような気がします!


標高の高い山や高原地帯などはピークを過ぎてしまいましたが、今は麓で十分楽しめますよー!
紅葉狩り行きたいけどまだ見れるのかな…?』と悩んでいる方の参考になれば幸いです♪