Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

レールがつなぐ、希望の光。


希望があるところに、人生もある。
希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる。


レールは、当たり前の日常をつなぐ。これからの未来をつなぐ。

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毎日のように蒸し暑い日が続いてバテ気味なんて方も多いかもしれませんね…?
カラッとした暑さならまだ許せるんですが、秋田の夏はムシムシとした暑さばかり…(*´Д`)=3


週末も3連休も仕事づくめで、なかなか遠出する機会もなく過ぎ去っていく今日この頃…(笑)
久々にスカッとした青空が広がったある日、貴重な休みを使って思い切って"乗り鉄三昧"な旅を満喫してきました♪

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旅の始まりは盛岡駅から。
まずは、東北線釜石線経由で盛岡〜釜石間を約2時間で結びている快速「はまゆり」号に乗り込みます!


【盛岡 8:36 〜(快速はまゆり1号)〜 釜石 10:48】

3号車が指定席、1・2号車が自由席の3両編成で1日3往復の運転。定期列車で指定席のついている数少ない快速列車です。
区間を通しで乗る人はもちろん、途中の矢幅や花巻、遠野といった駅での乗り降りも非常に多かったです。


かつては急行陸中で運行されていた名残から、指定席は全席リクライニングシートというちょっぴり贅沢な列車です。
ただ、まれに自由席にもリクライニングシートの車両が入るそうで、指定料金分損した感じになることもあるんだそうで…(´Д`;)

釜石線での進行方向に合わせる関係で、東北線内(盛岡〜花巻間)は席が逆向きのまま走ります。
今回は釜石線内では進行方向に向かって最前列となる指定席に乗車。久々に乗り鉄気分を味わおうと思います!

リゾート列車のような眺望とまではいきませんが、ガラスの仕切り板越しに前面の眺望を楽しむことができます♪


宮守駅をすぐ出ると釜石線でも屈指の人気撮影スポット「めがね橋」を通過。

休日にはSL銀河の通過シーンを狙って多くの撮り鉄や家族連れで賑わいますが、この日は平日とあって人影すらありません(笑)
道中は田園地帯や山岳地帯などの緑豊かな自然が広がっており、新緑や紅葉など四季折々の美しい景色が楽しめそうです(*´∀`)


約2時間ほどで終点の釜石駅に到着です。
釜石といえば昔から製鉄業が盛んな"鉄のまち"として知られており、それをアピールする一環として2012年12月に駅舎がリニューアル。

外壁の下部がレンガ調でそこから鉄をイメージした黒い柱がそびえたつデザインは製鉄所の溶鉱炉をイメージしたものだそうです。
また昨年3月にはすぐ隣の敷地に「ホテルフォルクローロ三陸釜石」も開業。三陸観光の拠点として日々進化を遂げています!
http://www.folkloro-sanrikukamaishi.com/

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ここからはあの震災を乗り越えて復活を果たした"あのローカル線"へ乗り換え。


白い車体に赤と青のラインが印象的な「三陸鉄道」。震災以来約6年ぶりに乗車してみました!
http://www.sanrikutetsudou.com/

三陸鉄道北リアス線南リアス線の2区間からなり、どちらも風光明媚なリアス式海岸沿いを走る人気のローカル線です♪
震災では線路や駅舎が津波で流出するなど甚大な被害が出ましたが、社員一丸の迅速な復旧作業でわずか3年ほどで全線開通にこぎつけました!
ちなみに写真の「36-700形」は、震災による津波被害で廃車となった車両を代替するため、クウェート政府からの支援によって新造された車両です。


【釜石 12:05 〜(南リアス線普通列車 盛行き)〜 盛 12:58】
南リアス線は急峻な地形でほとんどがトンネル区間のため、駅の前後ぐらいしか海を眺めることができません…(ノД`)
数少ないビューポイントの吉浜駅付近では徐行運転のサービス。青く輝く美しい三陸の海をわずかながら堪能することができました♪


ただ、少し場所が変わると防潮堤や土地のかさ上げなどの復興関連の工事が進められており、まだまだ道のりは長いなと実感しました…。


途中の恋し浜駅南リアス線屈指の観光スポットとしてじわじわと人気を集めているんだそうで…(笑)
観光客が見物できるよう、三陸鉄道の粋な計らいで日中時間帯の列車のみ3分間の停車時間が設けられています。

元々は「小石浜駅」という名前でしたが、小石浜地区が誇るブランドホタテ「恋し浜」にちなんで2009年に変更されました。

現在では、待合室にホタテ貝を絵馬として吊るす「ホタテ貝の絵馬掛け」が人気の【恋愛のパワースポット】となりました♪
恋愛成就や健康祈願などの願い事が書かれた貝殻がびっしりと吊るされており、待合室というより神社のお堂みたいな感じです(笑)

下の方にはペンと貝殻が置かれて誰でも記入できるようになっていますが、今回は時間がギリギリだったため断念しました…(´・ω・`;)


約50分ほどで終点の盛(さかり)駅に到着です。
JRと三陸鉄道で駅舎は別々ですが、ホームなど駅構内は自由に行き来ができるような構造となっています。

かつて線路が敷かれていた部分はBRT専用道としてかさ上げ工事が実施され、駅構内に直接BRTが乗り入れるよう改良されました。
また、専用道に横断通路を設置したことで、BRTや三陸鉄道を利用する際に跨線橋を使わずに移動できるようにもなりました。

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…ということで、盛から気仙沼までは「BRT」を使って移動してみることにしました。
http://www.jreast.co.jp/railway/train/brt/


【盛 13:20 〜(大船渡線BRT 気仙沼行き)〜 気仙沼 14:41】


震災で甚大な被害を受けた気仙沼線(柳津〜気仙沼間)と大船渡線(気仙沼〜盛間)で採用されたBRT。

バスでの運行ですが鉄道と同じ扱いなので、みどりの窓口や券売機のある駅では予め乗車券を購入することが可能です。
途中の無人駅(停留所)で乗り降りする場合に関しては、一般的な路線バスと同様降車時に運賃を支払います。
もちろんSuicaPASMOなどの交通系ICカードも対応しているので、周辺観光の際にも便利な移動手段と言えます!


一部区間では線路があった場所にBRTの専用道を作り、渋滞の回避などを図って運行ダイヤの安定性を確保しています。
トンネルや橋梁などはそのまま活用されているほか、ホームの跡も一部残っており、線路があったことを感じられます。

大船渡線の道中では、大規模なかさ上げ工事が進む陸前高田の市街地と復興のシンボル『奇跡の一本松』の近くを走行。
車窓から着実に復興へ向かっていく街の姿を間近に見ることができるのもBRTの大きな特徴と言えますね!


BRTの位置づけはあくまで"鉄道が復旧するまでの代替手段"ですが、沿線の自治体や住民からは様々な意見があるようで…。
鉄道時代に比べて本数も大幅に増え、新設の駅(停留所)も増えたこともあり、BRTの方が便利という声が多いのも事実です。

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約1時間半ほどで終点の気仙沼駅に到着。

あとは大船渡線で一ノ関へ抜ければいいのですが、次の列車までは約1時間半待たなければならないようで…。
何気なく駅前の通りにあるバス停で時刻を確認してみると、なんと5分後に一関駅前行きの路線バスがやってくるらしいw
…ということで、ひたすら鉄路(一応BRTも鉄道扱いなんで…)でやってきたのに最後はバスへ浮気してしまいました(笑)


気仙沼駅前 14:51 〜(岩手県交通一関大船渡線 一関駅前行き)〜 一関駅前 16:05】
バスルートは以前自分の車で走ったことがあるので、リクライニングをフル活用して熟睡モードへ←

普通に考えたら鉄道の方が早い…はずなんですが、大船渡線に関してはそうでもないようで…。
実は、バスが最短経路で向かうのに対し、大船渡線はかなり遠回りするような経路のため、所要時間や運賃はほとんど変わりません(笑)
大船渡線にまつわる紆余曲折は鉄道好きには有名なお話ですが、詳しくはウィキペディアでご確認をw


約1時間で一ノ関駅に到着。
実は、この後一気に足を延ばして鉄道に関わる"ある場所"へ行ったのですが、それはまた後日ということで…(笑)

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…ということで、一歩一歩前に進む沿岸地域の姿を目に焼き付けながらの乗り鉄旅はこれにて終了。
6年前に乗ったときに比べれば、確かに沿線に残る爪痕は大きなものばかりですが、三陸の海はあの時と同じ表情をしていました。
どんどん変化を遂げていく街の姿をこれからも遠くから見守って、機会があればぜひまた訪れてみたいと思います!

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さてさて、いよいよ夏休み突入ー♪
続々と梅雨明けが発表され、『夏本番』という言葉が徐々に身に染みてくる今日この頃…。
うだるような暑さで出かけるのも億劫という方も、騙されたと思って足を運んでみてくださいませしー(*´Д`*)


秋田県内では球児たちの熱い戦いが連日繰り広げられています!
高校野球秋田大会では昨年の覇者・秋田商業が敗れ、県北勢と県南勢が甲子園への切符をかけて戦うこととなりました。
高校野球にはドラマがある】なんて言いますが、プロとは違った雰囲気が楽しめるのもいいですよねー♪