Hello★Durian 〜ハロー★ドリアン〜

秋田在住で鉄道・バス・アイドル・プロ野球・プロレスを愛する多趣味な男がお送りいたします(笑)マニアックなお話から時事問題まで幅広く取り扱っています。

楽天、終盤で大逆転! 波に乗って3連勝

7回まで粘りの力投を見せた田中将大

 東北楽天は2点を追う9回に粘って4点を奪い逆転勝ち。3連勝で、開幕直後を除くと球団創設から初めての勝率5割に到達し4位に浮上した。
9回、連打と犠打野選などで1死満塁とし、リック・ショートの右犠飛鷹野史寿の右前打で同点。続く2死一、二塁から鉄平の二ゴロに二つの悪送球が絡み、2点を勝ち越した。先発田中将大は7回途中まで2失点の粘投。渡辺恒樹朝井秀樹福盛和男が無失点でしのいだ。


●中日−楽天1回戦(楽天1勝、18時、浜松、11,843人)
楽天:000 000 004 4
中日:020 000 000 2
▽勝:朝井(11試合2勝2敗)
▽S:福盛(20試合3勝12S)
▽敗:岩瀬(19試合2敗13S)


 6回1/3を2失点で降板した楽天先発の田中は、2日以来の白星こそ付かなかったが、大逆転勝利を呼び込む粘りの投球に「チームに貢献できて良かった」と、笑顔で振り返った。23日のヤクルト戦で、「上半身と下半身のバランスが悪かった」と反省。フォーム修正に懸命に取り組んだ成果を、勝率5割がかかる大一番にぶつけた。2回に3連打などで2点先制を許したが、尻上がりに調子を上げ、フォークとスライダーを武器に3回からは無安打に抑える力投。終わってみれば、毎回の9奪三振だった。「力を抜くことを考えて投げました。いい感じだった」と振り返った田中に、野村克也監督も「ようがんばった。セ・リーグのチャンピオンチーム相手に、これだけ投げられれば自信になるでしょう」と上機嫌。一方で「下半身の使い方はまだ不十分」と注文も忘れなかった。最後は「5割のった? へえ〜、あした豊橋地方は雪で中止だな。 ♪雪は降る〜、中日は来ない〜。野球は楽しいね」ととぼけてみせた。

今年の楽天は粘り強い! チーム力も向上

 『もう弱くはない!』今日はそう示した試合だった。
球団創設3年目で、開幕直後を除き初めての勝率5割に今季51試合目で達した。それも、昨季セ・リーグ覇者の中日相手で、あっさり朝倉健太に完封負けかと思われた9回、驚異的な粘りで4点を奪う大逆転勝ち。「5割」は今季5度目の挑戦で、勝利の瞬間は全員がベンチで大喜びした。
執念の集中攻撃だった。9回、渡辺直人の遊撃内野安打で口火を切り、高須洋介が右前打で続く。ここで抑えの岩瀬仁紀が登場したが、礒部公一の一塁前バントが犠打野選を誘って満塁となり、1死後にリックが右犠飛。なお2死一、三塁から代打鷹野の右前打で追いついた。勝ち越しは鉄平の俊足がもたらした。2死一、詰まった二ゴロを相手が焦り一塁悪送球。本塁送球もそれ2点を献上してくれた。